地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

大トロ の検索結果:

面影を

…なー」という感じで、大トロがお馬さんだったことが、その対象たる大トロが、大将から判明した。その判明した後でも列車は留まることがなく相変わらずも、がたん ごとん がたん ごとんとして走っていた。一度乗り出すともう止められない。だから、「のせてくださーい」。 そうして、その列車は闇を抜けて、光の海へと向かっていた。その光の海は、きっと多くのマグロが泳いでいるような、夢がちらばる無限の宇宙であるに違いない。だから、人は誰でも、しあわせを探す、旅人のようなものである。そう、思えた。 …

おうまさんや境になー

…お客さん、今日はええ大トロ手に入りましたですぜ、ええときに注文してくださった」「おお、そうなんか、大将。なんかうれしいいやん」「じゃ、にぎりまっせ」 そうして大将がとりだした大トロは、その対象がピンク色に輝き、油が乗っていることがわかった。まるで、油の海で泳いでいるクジラのような輝きを帯びていた。僕の花からはその様子にプシュ―っと噴水が挙がり、花を愛でるように、鼻をかんだ。相当に、堪っていた。 久しぶりの大トロ、しかもここの大将なら、その価格も知れている。せいぜいで一貫200…

大トロ

題名:大トロ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 アルケツ・オブ・ザ・デッドで、アルケツは、決があるとして即決される。そうして見た。見ましたよ、シー・オブ・ザ・デッド。ご多忙にもれず、この表現があっているか分からないが、ごたぼうにもれず、シー・オブ・ザ・デッドも、邦題のし放題の~・オブ・ザ・デッドであった。すなわち、元の題名は、原題はMar Negro。現代的に略せば、Ma-groだ。 トロがいいのか、それとも赤みがいいのかのあのマグロだ。 近海の海で採れたマグロ…