題名:大トロ
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
アルケツ・オブ・ザ・デッドで、アルケツは、決があるとして即決される。そうして見た。見ましたよ、シー・オブ・ザ・デッド。ご多忙にもれず、この表現があっているか分からないが、ごたぼうにもれず、シー・オブ・ザ・デッドも、邦題のし放題の~・オブ・ザ・デッドであった。すなわち、元の題名は、原題はMar Negro。現代的に略せば、Ma-groだ。
トロがいいのか、それとも赤みがいいのかのあのマグロだ。
近海の海で採れたマグロは、金塊の如く、トロで金をせしめる。一貫当たり、上級にして4000円。4000円~、ひょえー。でもやっぱ、大間ならそれぐらいらしいぞ1)。4000円もあれば、一貫100円が税抜きで40個も食える。皿にすれば、20皿。ひょえーそんなに食えねー。せいぜい10皿だぜ、が、な・な・なんと出血大サービスの20皿。
「お客さん、一貫にしやすか、それとも一巻の終わりにしやすか」
「4000円だと、一貫の終わりやがな」
「そうでっせ、じゃどうします、一缶にしやすか」
「やっぱ飲みてーは」
「それじゃ、二冠目に突入しますか」
「そうやな」
「やっぱ王冠はええな」
その時、ビアに乗り換えようとして列車を動かすも、新 感染 ファイナル・エクスプレスでは、ものの見事に脱線した。そうして、ビンを、王冠を、ぷしゅと開けた瞬間、文から泡が立つ。
「わお、こぼれたでー」
「粗相や、お客さん、それ粗相ですやん」
「すまんすまん、脱線しすぎたわ…」
そうだ。今、限りなく脱線しているここでのストーリーが。
でも、なんだか筆が走っている。キーボードが走っている。がたん ごとん がたん ごとんと走っている。だからあえて言うのだ。
「のせてくださーい」
「よーし、それなら乗ってみよう」と意気揚々に、乗ってみる。いい感じに滑っている。ダダ滑りだ。
「お客さん、随分と滑ってますね」
「そうやろ、そうやろ」
「もう一本、どうです」
「せやな。そうや、そうや大将。大トロも頼むわ」
「へい」
1) https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1250347982 (閲覧2021.1.7)
From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。