…よ、僕。うふふ。…（誰得なんだろうか、このストーリーは） 僕は、その夜、妻を抱こうと思った。激しく彼女を抱きたいと思った。 再び、ディスプレイの映画選択にいそしみながら、妻の顔が脳裏を横切った。このような気持ちを抱くのはいつも同じような場面ばかりであることに再三、気づかされた。そうして選びに選んだ映画が「デイライツ・エンド」だった。たぶん、雰囲気からしてすでに、B級か、三3流だ、これは。ここの文面のように。 B級なら喜びたい。そもそもここで目指している文体は、A級ではなく、B…

題名：誰得なんだろうか、このストーリーは報告者：ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 あの当時の有り余るばかりの性欲は何だったんだろうか。妻が、当時付き合ってた妻が淡泊なこともあったのかもしれないが、肉欲に任せて僕もセフレの彼女も不満を解消するかの如く体を重ねていたっけ。いや、このことはあまり書かないほうが身のためだろうか。もし、仮に、もし仮にバレちゃうとやっぱまずい。 そんなつもりはないんだよ、舞衣子ごめんよ、と言ったところで、そのことが、彼女と付き合ってた当時の出来事…