地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

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同期が、動機となって、動悸させられている。

…どるもにこにこして、赤いぺろぺろ飴ちゃんをなめていた。僕は血で滴っているはずの自分の胸を見た。 そこは何も変化がなかった。胸を触ると開胸もされてはいない。ただ、そこにあるのは、いつもの僕の胸だった。血も滴っていなかった。「”またたびシュ”で、ちみは、だいぶきちゃったにゃん。だいじょうぶ…にゃんか?」「たぶん大丈夫」といいつつも、りどるの声の方を、もう一度りどるの姿を確認すると、今度はその姿があまり見えない。どうやら片目の視力が極端に落ちている。そして、見えない方の目を閉じて、…

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…した。りどるの方は、赤いぺろぺろ飴ちゃんをなめながら、「にゃんにゃん、そんなにきーつかわんで、ええにゃん」と、のほほんとしていたが、この世界におけるりどるは、もしかしてかなりの地位なのだろうか?と思えた。 しばらくすると、りどるは狭い路地に入っていった。僕もついていくとその奥にさらに怪しげな看板が見えた。「秘密倶楽部・にゃんこたろう?」という看板だった。りどるはその店の前まで行き、戸に備えつけられているブザーを押して、インタホン越しに「りどるだにゃん」と伝えた。戸の奥から「お…

赤いぺろぺろ飴ちゃん

題名:赤いぺろぺろ飴ちゃん報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 金庫の中にあった手紙を読みつつ、祖父と交信しながら、わたしは決意を新たにしていた。 ちょうどその頃、スマホ内部では自動でのソフト更新が行われていた。ただ、最近はソフト(ソフトウェア)とはあまり言わなくなったようだ。Windows10では設定の項目ですら、従来のソフトのことを、アプリと名うっている。だから、正確にはアプリ更新かもしれないが、祖父と交信で、アプリ更新というわけにはいかない。そこは、祖父と、…