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ときめきによる脳内の変化


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題名:ときめきによる脳内の変化
報告者:ダレナン

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の記事にてときめきの所在を探るとともに、それは、「脳内の神経ニューロンがきっと何らかのsparkをしている。その現象が、ときめき、として実は認識されている。」と述べた。ここでは、そのsparkによる脳内の変化について詳細に述べたい。
 脳内に関わらず、神経はニューロンとニューロンが結合することでなされ、その結合は、正確には、くっついているわけではなく、シナプスと呼ばれる構造で結合している。そのシナプス間で伝達するのが神経伝達物質と呼ばれるものである。図にその構造を示す。図の上が神経の様子、下がシナプスの拡大図となる。このようにシナプスでは、神経伝達物質を放出する側と、受け取る側に分かれて、これらのやり取りによって神経の信号が伝達される。このような神経伝達物質は脳内にも様々あり、その数は20種類あるとされる2)。その中でも有名なものとして、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどが存在するが2)、ことときめきに関する神経伝達物質は、ドーパミンとなる。そのドーパミンは快楽物質ともいわれ、楽しいことをしている時、他人に褒められた時、恋愛感情やときめきを感じている時に放出され、あるいは、依存対象に接している時にも放出されていることが分かっている3)。すなわち、快楽と依存は同じ神経伝達物質にて影響されていることとなる。さらに、このドーパミンが放出され、快楽を覚えている際に働く神経が報酬系と呼ばれるA10神経の作用となる。



図 シナプス1)

 医学博士、脳科学者としてTVでも有名な中野信子博士3)によれば、A10神経は脳内の前頭連合野、扁桃体、側坐核、帯状回、視床下部、海馬という部位にドーパミンを運ぶ。この中でも快楽の中枢とされる側坐核の活性化と脳のメモリーである海馬に運ばれるドーパミンが重要となる。例えば、何か喜ばしい体験・経験があったときに、側坐核が活性化され、ドーパミンが送られ、そこで”快楽”をもたらすと同時に、海馬のメモリーにも運ばれたドーパミンにより、”期待する快楽”が増強される3)。
 このことから、ときめきとは、以前に何らかの形で海馬に”期待する快楽”として認識されている対象(何となく好きなタイプのメモリー)が、今度は別の対象に基づく視覚からの刺激(目の前の好きなタイプ)でもって、側坐核が活性化され、側坐核からの新たな”快楽”(目の前の好きなタイプ)と、海馬にあった”期待する快楽”(何となく好きなタイプのメモリー)が、別の対象で新たに塗り替えられる過程(何となく好きなタイプが、目の前の好きなタイプと合致し、移し変えられる)において、A10神経においてドーパミンが右往左往し、sparkしていることになるであろう。そのため、ときめくと、どぎまぎしてしまうのはやぶさかではない。

1) http://www.rhsmpsychology.com/Handouts/synapse.htm (閲覧2017.10.2)
2) http://www.nenkin-seisin.jp/14133575186843 (閲覧2017.10.2)
3) 中野信子: 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体. 幻冬舎. 2014.

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