地底たる謎の研究室

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二つのHERMESを探って


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題名:二つのHERMESを探って
報告者:トンカツる

 ファッション界はその時事の状況により、はやりすたりが多く、昨年と同様のものが今年も流行るとは限らない。しかしながら、所謂ブランドであれば、はやりすたりではなく、そこにブランドたる価値があり、それによって新たなファッションの流行が生まれることもしばしばある。ファッション界のブランドの一つであるHERMES(エルメス)も、そのようなファッション界を牽引する確固たる地位を築いているブランドであることには間違いない。名前を聞いたことがない人は、ほとんどいないであろう。HERMESの歴史は、文献1)や2)を見ていただければ一目瞭然であるが、ここではそれから抜粋し、簡単にHERMESの歴史を探りたい。
 HERMESの始まりは、1837年と古い1)。初代のティエリー・エルメスがパリで創業した「高級馬具工房」がその先駆けとなる。今では、鞄、財布、腕時計、衣料、スカーフ、香水など様々なHERMESがあるが、始まりは馬具であった。1880年に二代目のシャルル・エミール・エルメスが本店所在地に店舗を構え、その後の1892年に馬具づくりの技術を生かした「オータクロア(Haut à Courroies )」が世に発表されたことで1)、HERMESは大きく飛躍することとなった。この「オータクロア(Haut à Courroies )」は、現在のエルメスのアイテムラインナップの中でも、二大巨塔である「ケリー(Kelly)」と「バーキン(Birkin)」の原型とされ3)、今から100年以上もの前に、すでにHERMESらしさが出来上がっていたことが分かる。それから、1903年には、ティエリーの孫にあたる三代目のエミール・モーリス・エルメスが多角事業に乗り出し、この三代目以降で現代のHERMESのブランドの基礎を築いた1), 2)。
 HERMESの最大の特徴は、現代の最新ファッションにぴったり調和する、洗練されたデザインと美しいシルエットであり、それは歴史の中で磨きあげられた「最高級のシンプルな美」になる4)。さらに、それだけでなく、上品な表情を持たせる最高級の素材、そして発色の美しさはHERMESならではの存在とされる4)。
 一方、ファッション界を席巻するHERMESであるが、調味料の分野ではHERMESの名はあまり知られていないところでもある。しかしながら、調味料の一つであるソースにはHERMES SAUCEがある。むろんMade in Franceではなく、Made in JapanのHERMES SAUCEである。ただし、こちらはカタカナでは、エルメスではなく、ヘルメスとなる。図にヘルメスとんかつソースを示す。株式会社石見食品工業所による昭和10年に誕生した幻の大阪地ソースで、ウスターソースの製造時にタンクの底に沈殿したソースであり、香辛料・野菜・果実類のエキス分を多く含んだピリッと辛口の大変美味しいソースとなる5)。ちなみに、その製造から希少品とされる5), 6)。
 二つのHERMESに共通するのは、はやりすたりがないことになろうか。



図 ヘルメスとんかつソース6)

1) http://www.yochika.com/hermes/history.html (閲覧2017.11.22)
2) http://www.sekaimon.com/contents/lp/women_column/brand/hermes.html (閲覧2017.11.22)
3) http://allu-official.com/sites/news/4843/ (閲覧2017.11.22)
4) http://www.sekaimon.com/contents/lp/women_column/brand/hermes.html (閲覧2017.11.22)
5) http://www.ifpro.co.jp/page022.html (閲覧2017.11.22)
6) https://item.rakuten.co.jp/nakajihonpo/mcp-hermes-tonkatsu/ (閲覧2017.11.22)

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