地底たる謎の研究室

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平等・不平等さから考える


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題名:平等・不平等さから考える
報告者:ダレナン

 人はみな生まれた時から不平等である。人は平等などという考えは、確かに生物学的に問えば、一理的に平等な部分はある。しかしながら、それとても、遺伝子レベルで深く問うと、明らかに不平等となる。よい遺伝子は、よい遺伝子として次世代に受け継がれつつ、それとは逆のパターンなることも少なくない。いずれにせよ、それらのパターンが次々と受け継がれていくたびに、パターン形質が蓄積される。現在では、特定の遺伝子パターンが遺伝子疾患に関係しているという研究結果もあることから、遺伝的な要素はやはり回避できないことをも示唆している2)。疾患ではなくとも、その形質は受け継がれることは間違いない(ただし、突然変異は除く)。自己では回避できないことから、それは宿命(前世から定まっている運命3))ともいえる存在なのかもしれない。一方で、文化的な背景から平等・不平等さを考えると、そこにも平等などは、ありはしない。その格差は、時代の様々な部分が高度化されるにつれ、広がりつつある。ただし、遺伝レベルでは改変できない宿命であろうとも、少なくとも生後の努力で、なんとかその格差を埋めるべく、自己研磨はできる。これが自己の意志を超え、巡り合わせをうまく選択すべく、幸福や不幸を与える力を、自己の努力の仕方によって補う。意志ではなくとも、選ばれた巡り合わせは、自己努力とも無縁ではなかろう。これが運命となる。
 人の特性における氏か育ちか論争は、古くから心理学的な領域から検討されている。ただし、現在でもなお、その問題について決着はついていない。遺伝 vs 環境、生得 vs 経験、成熟 vs 学習といった問題は、その場面に合わせて、生得的要因と環境的要因での相互作用をしながら生体に影響を与えるからである1)。そのことから、結局は、50 vs 50というどっちつかずの結論に集約され、平等・不平等のどちらにも傾く。
 それでは、主に社会における平等・不平等さはどこから生じるのであろうか。そこで、ここでは、社会における所得分配という点から、その平等・不平等さをみると、不平等さを測る指標にジニ係数がある4)。1936年にイタリアの統計学者、コッラド・ジニ博士によって考案され、所得分配の不平等さ以外にも、富の偏在性やエネルギー消費における不平等さなどに応用される係数である4)。2009年時点での世界各国のジニ係数をみると、図のようになる。ジニ



図 2009年時点での世界のジニ係数5)

係値が少ないほど格差が小さく、逆であれば格差が大きくなり、通常の状態では0.2~0.3ほどになる5)。これが0.5を超えると、貧富の格差が社会の許容範囲を超えて、暴動や内戦などが起こりやすくなる5)。

1) http://honmonosinri.com/category3/entry36.html (閲覧2019.2.15)
2) https://www.zaikei.co.jp/article/20180301/429020.html (閲覧2019.2.15)
3) https://chigai-allguide.com/宿命と運命/ (閲覧2019.2.15)
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/ジニ係数 (閲覧2019.2.15)
5) http://jade-ngo.seesaa.net/article/169169128.html (閲覧2019.2.15)

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