題名:プレゼン係としての採用、第二日目
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
「どう、うまく仕分けられているかしら? 時間があるので、ちょっと手伝っちゃおうかな」
本日は、南鈴株式会社のプレゼン係として採用された第二日目。ムックダー・ナリンラックさん社長は、会社の倉庫に顔を出してくれ、荷物の仕分けを手伝ってくれた。
「なかなか仕分けって難しいですね。ところで、これらの荷物は何ですか?」
南鈴株式会社が何を取り扱っているのかも分からず、分からないことも恥じずに、うかつに口が滑った。でも、しかし、ムックダー・ナリンラックさん社長は、笑顔でこういった。
「化粧品とか、洋服とか、美しくなる女性にとっての必要なアイテムを扱っているのよ。もしかして、まったく、しらなかった?」
「Yes…」
何をプレゼンするかもしらずに、採用されたことに、急に恥ずかしさがつのった。頬もかなり赤くなっていたに違いない。仕分けしている姿のムックダー・ナリンラックさん社長へのときめきもあって、それがバイゾーしていただろうか。まさに、ヤバイゾー、ヤバイゾーな感じで、宇宙の戦士(Starship Trooper)として、宇宙をあげるべく、赤頬思春期な気分であった。
「ここで、ようやく引用できたわね。それでこそプレゼン係として採用したかいがあったわ。昨日(この物語)は、またもや曲のプレゼンがなかったもんねー。 (はっ、ほんとうだ…) ここで、わたしもちょっとだけ詩分けを手伝ったことが、よかったのかしら」
ほめられた。とてもうれしかった。
そうして、その気持ちを、ムックダー・ナリンラックさん社長に贈る、詩分け中として、こう伝えた。
「あり・がてぃぇー (Ali Gatie)。It's Youのおかげですたい。It's you, it's always you (君だ いつだって君なんだ)、If I'm ever gonna fall in love I know it's gon' be you (もし恋に落ちることがあれば その相手は君だって分かってる) 1)ですたい」
「やるじゃない。なかなかなもんね。でも、ちょっとまだ、詩分けの勢いが足りない感じねー。ふふっ」
がーん。若干そうかもしれない。反省していたその時、詩分けしていた荷物の中から、ドキリッと画像がこぼれた。画像には、PONY (図)と書いてあった。これが何を意味するか? 今は分からなかった。ただし、南鈴株式会社が取り扱っている何かと関係があるのかもしれない。そうして、第二日目の勤務を終えた。
図 PONY1)
1) http://www.nextenglish.net/its-you-ali-gatie (閲覧2019.7.25)
2) https://www.pinterest.jp/pin/582582901778318224/ (閲覧2019.7.25)
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