地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

このまま前へ進むこと


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題名:このまま前へ進むこと
報告者:ダレナン

 本物語は、基本的にこの物語の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 登攀はやめなかった(この物語)。それでも、右足の激痛がその登攀を大いに妨げていた。このままのペースで進めば、間違いなく夜になる。
 登攀せずに下山する。そういう選択肢もあったかもしれない。かもしれないというのは、実はなかったことに等しい。
 僕は、なんとしてでも愛の頂きまで登攀しなければならない。だから選択肢は一つだ。このまま前へ進むこと。そして、愛の頂きで、胸ポケットにしまわれているしじみの、黒いダイヤへの愛を誓うこと。それが、僕に残された最後の仕事になるはずだった。
 その決意をもってしても、目の前にそびえたつ頂きが、とてつもなく大きな牛のように見えた(図)。それに対峙する僕は、まるで闘牛士、Before The Bullfight



図 頂き1)

I hear your voice (こころの奥底に)
Way down inside (あなたの声がする)

But if I could live (だけど もしも)
Safe and sound (つつがなく暮らせるものなら)
In God given fields (そこが神に賜わった野辺でも)
Or mountains of steel (鋼の山でもかまわない)
Then here I'd stay (僕はそこに留まるだろう)

Till you'd gone (あなたがそばにいる限り)
When all's forgiven (なにもかもが許されるとしても)
Still every fault's my own (非はすべて僕にある)
I will take my turn (僕の番が巡ってきたら)
To fight the bullfight (堂々と闘牛の試合に臨もう)

 そうして、僕は闘牛の試合に臨んだ。

(読者さま:かんぺき、ここ、大山じゃない…。それにしても、ここ最近、Davidさまの引用が妙に多いやん。それも気になっとるでー)

1) https://en.wikipedia.org/wiki/Sitting_Bull_Mountain (閲覧2020.3.1)

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