地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

PULSE 92から116





「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”



pocket LINE




題名:PULSE 92から116
報告者:ダレナン

 本物語は、この物語の続きです。

 エヴァンジェリン:「ミチオ、そろそろ時間だね」
 僕:「そうだね、じゃぁ、行こうか。ポーランドへ」
 僕はエヴァンジェリンの手を取り、二人で搭乗口まで向かった。向かっている時に、乗る飛行機の座席をお互いに確認した。「僕の席はC11だけれども、エヴァンジェリンは?」、「わたしは…G26ね」。
 席は離れていた。席が離れていた。
 僕:「離れてる…」
 エヴァンジェリン:「でも、繋がってる。隣同士に」
 僕:「そうなの?」
 エヴァンジェリン:「うん、そう。マウゴーシャ・プラウドフット、亡くなったわたしの祖母のことね…、彼女はわたしの小さいころからよくわたしに向かってこう言ってたの。{あなたは空の旅で運命の人に出逢う。あなたはわたしと同じで人智を超えた力が備わっている。あなたにその時が来たらきっとわかる。あなたとその人は隣同士になるの。それって運命のいたずらよ}って。それでね、わたし、CAになったのよ、いつの日かに、そんな人と逢えることを信じて」
 僕:「へ~、その力って、運命のいたずらってスピーってことかな?」
 エヴァンジェリン:「スピー…? それはどうだか分かんない。でも、今日、その隣同士になれたことを確信した」
 僕:「僕もエヴァンジェリンに逢えたのは、きっと祖母トミヨのおかげかもしれない。うん、きっとそうだ…」
 エヴァンジェリン:「トミヨ…? トミヨ…って、もしかしてその人って、トミヨ・ブロンスキーという人じゃ…ない…?」
 僕:「そうだよ、日本ではキザワ・トミヨっていう名で通してたけれども、ポーランドではトミヨ・ブロンスキーって名乗ってたみたい。祖父がヤナチェク・トーベ・ブロンスキーだったから」
 エヴァンジェリンは慌ててバックから別の一枚の写真を取り出した。そこには2人の女性が写っていた。一人は誰だか分からなかったが、もう一人は何となく祖母トミヨの面影にそっくりだった。
 エヴァンジェリン:「こっちはわたしの祖母マウゴーシャ、で、こっちの人はトミヨさんなの…。わたしの祖母からかつて聞いた記憶に間違いがなければ」
 僕はその話を聞いて、急にHEARTのPULSEが92から116まで上がっていた(図)。



図 PULSE 92から1161)

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