題名:今も“それが”刻まれておる
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
沙耶:「ふ~ん、何度も映像で、私を見ながらしたんだ。で、1回だけ?」
平十郎:「何回も…」
沙耶:「そっかぁ、何回も…。私のどこが魅力的?」
僕は沙耶の目を見つめながら、正直に伝えた。
平十郎:「ファインダーやディスプレイから覗くと沙耶はとても生き生きしている。体にもボリュームがあって、それでいて均整がとれ、何よりも振り向いた時の笑顔が最高だ」
沙耶:「こんな風に」
そうして沙耶は一度首を回し、僕に再び向けた。ファインダーやディスプレイとは違って至近距離の温かい息遣いをふわりと感じた。その時、僕の□□は自分の意識とは無関係に小動物のようにピクリと動いた。沙耶にもそれを勘づかれた。
沙耶はごく自然に僕のズボンのチャックを下げ、パンツに手を入れた。そして、僕のそれを直に触った。僕のそれは心臓の激しい鼓動に合わせるかのように脈打っていた。
沙耶:「今日はひとりエッチじゃないね…」
そういうと、沙耶は僕のそれを握りしめ、僕の顔を見ながらゆっくりと手を上下に動かし始めた。
(読者の皆々様へ:若干過激な表現になっているかとお思いでしょうこと、改めてお詫び申し上げます。ただ、フィクションではなくノンフィクションとしてのストーリーですので、僕、田宮平十郎の記憶にはくっきりと今も“それが”刻まれておるのです。すいやせん。
もちろん、妻の舞衣子や娘のちなみにここの文章を読まれているとしたら、赤面どころの騒ぎではないと思います。それもじゅうじゅう分かっておりやす。
ただ、僕の青春、皆々様におかれましては「それって性春じゃないの?」との意見もあることは分かりつつも、ここはストーリーにリアリティを出すがために、今、必死に過去の記憶をたどり、そして鮮明にそれを記しているわけです。「田宮平十郎の歴史」の一ページとして。
今、ここの、一ページの部分は、あくまでも大学時代の時の「田宮平十郎の歴史」なのです。
それは、忘れてはいけない、田宮平十郎の愛の記憶でもあります。
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