地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

あっちの世界 の検索結果:

焼肉のタレに関するロンヒョー

…ような気がするな。 あっちの世界とこっちの世界。 僕も結局は書けない人以下なのだ。 だから、文句をタレ、この焼肉のタレはいまいちだと論評する。 論評する。ロンヒョーする。ロン・ヒョー・するんだ。 市販のタレはどれもおんなじじゃけと。 「じゃあ、自分で作ればいいやん」 そこで、作ったタレは、タレもがうまいと言えない文体だった。 それがここに示されているタレだった。 もはや醤油とみりんと料理酒と、そして、しょうがとにんにく、ごまの配分が段々と分からなくなってきた。From ここか…

こっちの世界とあっちの世界

題名:こっちの世界とあっちの世界報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 花見医師から一通りの説明が済んだ後、僕は看護師さんに連れだって部屋に戻ることになった。アクリル板の向こうで妻は手を振ってくれた。でも、アクリル板でそこで仕切られた向こうは、まるで別の世界のように思えた。 僕はこっちの世界に来た、でも、妻はあっちの世界に留まっている。 妻の八度美幸は花見英明医師から詳細な僕の現在の症状について説明を受けた。「八度まもるさんはよくプラひものことを相棒と称して、それが…

鎖に繋がれた世界

…y。 ひたむきに走ってきた、結局はあっちの世界のJob。ここのとこ、これでいいのかと悩む日々が続いている。JobでのCreateももはやなく、僕の傍にはあの当時のときめくこぶちゃんはすでに死んでいた。金と力。言葉騙し。その日のJobに埋没し、そして、汚れる両手。あの芳醇な、かつての夢や希望が全くない鎖に繋がれた世界。僕の人生は、これでよかったのだろうか…。本当に、これでよかったのだろうか…。From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。

あっちの世界

題名:あっちの世界報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 裁判中も僕は、まったくもって緊張感は感じなかった。もぞもぞしてじっとしてはいられなかった。結局は、どんな判決であろうともなるようにしかならない。いくら審議したところで判決はすでに決まっているのだろう。はっきりしないその状況に、僕はなかばいらいらしていた。 傍らで僕の弁護人は、「百智被告には責任能力がない、事件当時、何らかの精神障害で心神喪失状態、少なくとも心神耗弱状態で、責任能力は限定的にしかありません」と告…

もう一度この世界

…丈夫」 僕はいつの間にか、葬ってしまったこぶちゃんに勇気づけられ、もう一度この世界を生きてみようと思った。こぶちゃんのおかげだ。ラクダ・マこぶちゃん:「信吉らしくなったじゃない。それでいいのよ。それで。あたいは、これで思い残すことなく、あっちの世界へ行ける。信吉…」僕:「こぶちゃん。ありがとう。こぶちゃんに逢えてよかった。別れはとっても寂しいけれど、僕は、こぶちゃんに逢えて、本当によかった」From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。