題名:ヒューマンエンハンスメントなウェアラブルメガネでするカンニングのセキュリティ
報告者:ナンカイン
表題にこれだけのカタカナが並ぶと、実に壮大である。一般的に機器の説明書でも同じ傾向であるが、カタカナが羅列する説明書などはデジタル関連機器であることが多い。それにもれず、本記事もデジタル関連な内容である。そこでまず表題のカタカナについて詳しく調べてみたい。
ヒューマンはHumanで、人、あるいは、ヒトである。エンハンスメントはEnhancementで、強化、あるいは、拡張である。そのため、ヒューマンエンハンスメントは人を強化・拡張する、言い換えると、ヒトの能力を拡張するとなるであろう1)。次にウェアラブルメガネである。ウェアラブルはWearableで、身につけるである2)。メガネはその通り眼鏡であるが、英語ではGlassとなる。そのため、ウェアラブルメガネは、スマートグラスとも言うことができるが、そのスマートはSmartで、スマートフォンと同じく、賢いの意がある。したがって、ウェアラブルメガネは身につける眼鏡であるが、通常のメガネも身につけることから、ウェアラブルメガネはさらに機能を盛り込んで、何らかのメガネ以上のデジタル的な賢い機能を有するも一見して通常のメガネと解釈して頂ければと思う。カンニングは和製英語であるため3)、英語ではないが、その意は試験などで答えを盗み見る不正行為3)となる。セキュリティはSecurityで、安全の意がある。そこで、改めて表題をカタカナから意訳すると、「ヒトの能力を拡張する賢い機能を有する一見眼鏡で行う試験の不正行為に関する安全性」と言い換えることができるであろう。簡単に言えば、デジタル関連の高度な機能を持った眼鏡で、不正行為はどう変わるの? をここで問いたい訳である。
ここで、ヒトの能力を拡張する賢い機能を有する一見眼鏡で行った試験の不正行為の概略を図に示す。右目側のレンズで捉えた試験内容を即座にBluethoothかWi-Fiにてオペレータから回答を得て、左目側のプロジェクタに投影され、それを答案用紙に転記すれば、受験者は1+1=が分からなくとも2であると正答する。このオペレータからの回答が人工知能なども関与して成されるようにすれば即時性がアップし、試験時間内に全ての問いが正答できる。実に、これは不正行為であっても、見た目はただの賢そうな丸メガネを装着した人に過ぎない。受験者は見た目には不正をしない安全な人であるも、試験者側は電波を遮断するしか安全性が保たれない。
図 ヒトの能力を拡張する賢い機能を有する一見眼鏡で行った試験の不正行為の概略4,5)改図
1) http://www.nikkeibp.co.jp/atclcsm/15/390271/060400006/ (閲覧2016.7.25)
2) http://time-space.kddi.com/digicul-column/digicul-joho/20160426/index.html (閲覧2016.7.25)
3) https://eikaiwa.weblio.jp/column/knowledge/unnatural_english/cunning-is-japlish (閲覧2016.7.25)
4) http://illpop.com/png_lifehtm/accessory_a14.htm (閲覧2016.7.25)
5) http://cdn.xl.thumbs.canstockphoto.com/canstock18727556.jpg (閲覧2016.7.25)
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