題名:卵の色彩
報告者:ちょろりん
どのようなスーパーにも必ず置いてある食材の一つに卵がある。もっとも多くは10個入りのパックであり、その次に6個入り、そして4個入りとなる。ただし、10個入りであっても、料理だけでなく、スイーツでも頻繁に使える食材であることから、10個も時と場合によってはあっという間になくなる。それだけ、卵の料理・スイーツにおける利用価値は高い。
スーパーで見かける卵の多くは、にわとりのものである。しかしながら、その他にもうずらの卵もスーパー内には存在していることが多い。そのサイズを比較すると、にわとりの卵のLサイズ1個が約65g、うずらの卵1個が約10.5gとなるため、65÷10.5=6.19の約6個分に相当する1)。以前、この記事において、ダチョウの卵も調査したが、ダチョウの卵はにわとりの卵の25個分に相当した。これらのデータから、うずらの卵を基準に各卵を比較すると、うずら:にわとり:ダチョウ=1:6:150となり、如何にダチョウの卵が大きいか分かる。しかしながら、その大きさゆえに、また希少性もあるために、さすがに店先ではダチョウの卵を見かけたことがない。そのため、卵を多く利用する際には、にわとりの卵の数を多く発注することになる。例えば、その場合は、図のようにおいしい卵の代表でもあるさくらたまごの5×9=45個の卵のパックを利用しなければならないであろう。
図 さくらたまごのパック2)
ここで、この45個のさくらたまごのパックを見てもらうと分かるように、卵は白だけではない。卵と言えば、通常は白い卵を思い浮かべるのが常であるが、最近はこのパックにも見られるように、色の異なる卵もよく見かける。ただし、赤や青といった色は、よほどの場合以外はなく、スーパーでも売られている最も濃い卵は茶色となるであろう。すなわち、白色~茶色にかけての色彩が一般的な卵の色となる。図のパックを行×列で見ると、最も濃い色の卵は、5行×8列の卵になるであろう。逆に、最も白い卵は、1行×4列、もしくは、3行×9列の卵になるであろうか。このようにしてみると、卵の色彩は白色~茶色にかけてのグラデーションが豊富で、見た目も美しいことが理解できる。そこで、ふと疑問となるのが、なぜこのような各卵に色彩をもつかである。その色の違いをもつ理由3)を探ると、
①親にわとりの色の影響:白い羽をもつ親は白い卵を産み、茶の羽をもつ親は茶色の卵を産む
②飼育環境の影響:餌によって殻の色をコントロールする
③親にわとりの年齢の影響:年齢を重ねると光沢が少なく、茶色が薄くなる
とのことである。しかしながら、最終的には色よりもにわとりがどんな飼い方をされていてどんな餌を食べているかが大事とのことで3)、やはりさくらたまごのようにおいしい卵は、飼い方も、餌もよいのダチョー、ではなんく、ニワトーリーだなぁ。
1) http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1473689944 (閲覧2016.12.14)
2) https://item.rakuten.co.jp/ranranhonpo/1384713/#1384713 (閲覧2016.12.14)
3) http://www.tamagotofo.com/iihanashi/2008/04/post_4.html (閲覧2016.12.14)
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