題名:Ms. Claire Boucherの発想の源
報告者:ゴンベ
Ms. Claire Boucherという名のみでどれだけの人が理解できるかは不明である。しかしながら、一般的に彼女はGrimesという名で音楽活動をしている。そのGrimesの名ならば、音楽業界に詳しい人であれば、知っている人も多いであろう。彼女は、カナダ出身の女性ソロアーチストであるが、Wikipediaによれば、独学で音楽を取得し、宅録で作曲することを特徴としている1)。Youtubeのライブ場面でもその雰囲気がよくみてとれる2)。このことから、作詩作曲などのすべての音楽面において彼女の発想が生かされているのであろう。また、アルバムのジャケットひとつをとっても、すべて彼女のイラストによる。そのため、実は音楽的な要素だけでなく、ジャケットも含めて、彼女の発想の豊かさに驚かされることが多い。
比較的(?)普通っぽい彼女の写真を図に示す。比較的(?)ということは、その他もあるということであるが、その辺は検索して頂ければ分かるかと思う。
図 Ms. Claire Boucher(as Grimes)3)
実はジャケットアートや彼女のMVにもたびたびあるが、日本語やアジアの言語もたびたび出現し、アジアにも興味があることがよく分かる。彼女が影響を受けたアーチストやアート作品は1)、マリリン・マンソン、コクトー・ツインズ、ナイン・インチ・ネイルズ、マライア・キャリー、エンヤ、TLC、エイフェックス・ツイン、ダンディ・ウィンド、ビヨンセ、アンドレイ・タルコフスキー、ラース・フォン・トリアー、デヴィッド・リンチ、ギャスパー・ノエ、グレッグ・アラキ、ヒエロニムス・ボス、AKIRA、獣兵衛忍風帖、指輪物語、デューン、ハリー・ポッターシリーズ、巨匠とマルガリータ、白痴など幅広く、音楽性やジャケットアートも含めて、なるほどと思える。この列挙をほぼ分かる人は、彼女の音楽性にきっと興味が湧くに違いない。ただし、Art Angelsのジャケットアート4)やそのMV5)にも流血的な場面があるため、一見して眉をひそめる人もあろう。しかしながら、彼女の優れた点は、かわいらしさやあいらしさ、きみょうさやこわさといったものがうまくブレンドされている点にあり、なかなかこの均等のとれたバランス感覚はとれるようでとれない。
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/グライムス (閲覧2015.11.19)
2) https://www.youtube.com/watch?v=FJ5XUw4qHZo (閲覧2015.11.19)
3) http://www.irishtimes.com/blogs/poplife/2013/04/24/grimes-shoots-a-feminist-arrow-across-the-indie-pop-battlefield/ (閲覧2015.11.19)
4) http://www.grimesmusic.com/ (閲覧2015.11.20)
5) https://www.youtube.com/watch?v=Tv9YoYCKNoE (閲覧2015.11.19)
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