題名:芋掘りロボットのゴンスケのメカニカル機構
報告者:トシ
芋掘りロボットのゴンスケは、言うまでもなく藤子・F・不二雄のキャラクターの一体である。少なくともゴンスケとの表題に反応してこれを読んでいる人のほとんどは、そのゴンスケファンであろう。筆者もその一人である。図にゴンスケを示す。文献1)にも記載してあるが、言葉に東北訛りがあり、その上、口が悪いのが特徴とされる。
ゴンスケの漫画での初発は、藤子・F・不二雄の21エモンであるが、その他にも、劇場版のドラえもん、ドラえもん のび太の奇跡の島などにも時おり登場することがある。21エモンでは、つづれ屋のボーイとして雇われてはいるものの、プログラミング上の問題であろうことから、芋掘りのことばかり考え、挙句の果てにつづれ屋の客室の一室を芋畑にして栽培し、それで小銭を稼いでいることもよく知られるところである1)。
ドラえもんに関しては、2112年9月3日に誕生したとされ2)、この日付をめどに、今や日進月歩のドラえもんの誕生を目指そうとしてロボット技術の開発が進んでいることと思われる。そのため、2112年が実に待ち遠しい。一方で、このゴンスケのロボット開発が進んでいるという話題は聞いたことがない。
図 芋掘りロボットのゴンスケ1)
メカニカルな機構に関して見れば、ドラえもんでは4次元ポケットや丸い手足、さらには豊かな表情・思考など、高度なロボット開発の技術が求められるが、ことゴンスケに関しては、ドラえもんほどのロボット開発の技術が必要でなく、β版のゴンスケであれば、今の技術でもっても十分に開発できるのではないかと考えられる。少なくともゴンスケの機構を調べると、手と足ともにロボット的な様相を持ち、表情は特になくてもよい。たぶん2自由度(開け閉めのみ)の手の状況から、そこで芋を扱うことの難しさが推定されるも、その他のパーツは、今の技術でも十分にゴンスケらしいロボットが開発出来るかもしれない。実際に芋を掘る・育てる、口が悪い、お金にせこいなどを完全に遂行させるプログラミング上の難しさは存在するが、単純なメカニカル機構面では今では実現可能であろう。いくつかの名セリフも文献1)にあるが、
芋掘リナラマカシトケェ!
ウルセエェーーー!!!
オメェモ芋ホレ。
フザケンデネェ!!
ヤダア。ソンナニ見ツメナイデ。
モウ生キテルカイガナイダ。 サー殺サバ殺セ。
などはゴンスケの動作とともに、うまくプログラミングが出来そうである。そのため、本記事をきっかけとして近い将来、リアルゴンスケの登場を期待してやまない。
1) http://neoapo.com/characters/14486 (閲覧2016.12.19)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/2112年_ドラえもん誕生 (閲覧2016.12.19)
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