地底たる謎の研究室

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感性とは


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題名:感性とは
報告者:アダム&ナッシュ

 感性とは字の如く感じる性質であり、ある対象物を観て、それを心の中で如何にして捉えているかが、重要視される。特に、アートの分野ではこの感性が重要であり、これをなくしては創造ができない。一方、脳科学において人間が心の中で感じる様々な質感のことをクオリアと呼び、感性との関係性が説明されている1)。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムでクオリアが生み出されるのか、あるいは、クオリア自体が生物の生存にとってどのような意味を持つのかすら明らかにはなっていない2)。そのため、脳科学だけではなく、哲学、心理学をも巻き込んで論争される概念ではあるが、究極的に広義の概念としてのクオリアは、科学的な研究はできないとされる2)。いずれにせよ物質としての脳は0 or 1 (All or Nothing)で活動し、それらの活動が複雑に組み合わさることで、ニューロン集団のダイナミクスとなり3)、クオリアが生み出されているのは間違いなく、クオリアの実体が解明できずともそれがヒトが他の動物と区別されている特徴でもあることも間違いないであろう。ゆえに、浅学ながら、ここで文書が書けていることとなる。読者の方からすれば、日本語的な知識の欠けで、書けていない、と思われるかもしれない...が...、その違いも個人のクオリアに基づく感性から生じているのかもしれない。
 そのような感性に通じる脳のダイナミクスであるが、これを鍛えるには良質の感性(アート)に多く触れ、それに感動することが大事となるであろうか。感じる性質(知覚)から、感じる躍動(ダイナミクス)へと至る。どのような良質の感性(アート)がよいのかは、個人のクオリアに基づいて種々様々であるが、一般的には多くの賞をいただいているアーチストの感性に触れることは意義が大きいであろう。個人の趣向もあるが、賞には最大公約数的な要素が多く、そのようなアーチストは感性を刺激させることに長けている。古くからは、絵画や彫刻などの様々なアートによって感性に触れることができたが、ここでは近年のデジタル化の移行から急激に発展した写真でもって、その感性を問うてみたい。
 図に一枚の写真を示す。写真はアメリカの写真家のEmily Soto氏の作例となるが、とても素晴らしいものを感じる。まさに、個人的には感じる性質(知覚)から、感じる躍動(ダイナミクス)へと至る感覚が実感できる。多くの賞や出版歴のある氏であるが5)、氏のその他の写真(500px6)、DevianArt7))も、そのいずれもが感動せずにはいられない。



図 Emily Soto氏の作例4)

1) http://www.qualia-manifesto.com/qualianation.html (閲覧2017.5.19)
2) https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2 (閲覧2017.5.19)
3) フリーマン, WJ: 脳はいかにして心を創るのか. 産業図書. 2011.
4) http://emilysoto.deviantart.com/art/Beatrice-586967034 (閲覧2017.5.19)
5) http://www.emilysoto.com/about/ (閲覧2017.5.19)
6) https://500px.com/emilysoto (閲覧2017.5.19)
7) http://emilysoto.deviantart.com/ (閲覧2017.5.19)

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