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血液型によってモチベーションにも違いがあるのか?


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題名:血液型によってモチベーションにも違いがあるのか?
報告者:ダレナン

 血液型は人であれば、間違いなく存在する型である。大きく分類して、A型、B型、O型、AB型の4つに分かれるも、正確にはA型がAA型とAO型の二種類あり、B型も同じくBB型とBO型の二種類あることから、本来の分け方としては6つとしたほうがよいのかもしれない。さらに、RHも+とーがあるために、これを含めるとその二倍となる。しかしながら、一般的には先の4つで区分され、それによって様々な判定がなされているのも、現代には案外多い。今は非科学とされる血液型性格判断、あるいは、占いなどもその判定の一つに含まれる。以前のこの記事でも示したが、「16タイプの「血液型」で、人はここまでわかる!」1)という書物においては、著者の荒尾和彦氏曰く、実際は16タイプで分類でき、真の性格は「自分の血液型&母親の血液型」の組み合わせで分析できると述べている。すなわち、自分の血液型4つの場合と母親の血液型4つの場合の4×4で16タイプとしている1)。また、氏は4つで分類した血液型性格判断は疑似科学であるとし、著者の客観的な立場から様々な事例の観測・検証から16タイプという考えを編み出した1)。一方、血液型と性格の関連についての調査的研究を行った久保義郎博士2)によれば、血液型と性格には関係があると一般的に思われ、血液型別「自分の説明書」が多く読まれ、当たっていると評価されるのは、ステレオタイプ(*)とバーナム効果(**)のためとしている。このことから、未だに血液型に関する科学性の結論がでていないのは明らかである。それも、そのはずで、液型は本人の努力では変えることができない要素のため、それによって人への対応にバイアスがかかる恐ろしさも、実は血液型診断には秘めている。
 一方、表題にも示したように、モチベーションは仕事などを行う上で重要な要素であり、これが血液型によって影響されるとなると、性格だけではなく、仕事面でも血液型によるバイアスがかかる。これについては表題もしかりで文献をなぞったが、血液型によるモチベーションの違いの詳しくは、文献3)にリストがあるので、そちらを参照していただきたい。その文献でも、「もちろん、これは「血液型による性格の違い」というものを根拠としていますから、科学的・学術的な根拠はありません。」3)と示しつつも、そのリストを抜粋すると、「A型の人のモチベーションの特徴:色んなことが気になるので疲れる。断るのが苦手。で、抱え込みすぎて疲れる。」、「O型の人のモチベーションの特徴:でもやる気が無くなったらどんなに中途半端でもやめる。頼まれるとイヤって言えないお人好し。それでけっこう大変なことになっても、スゴイ感謝されると「またガンバロー!」って思う。」、「B型の人のモチベーションの特徴:まわりがやる気満々だとやる気がしない。変なところにこだわり始める。」、「AB型の人のモチベーションの特徴:結構変な所真面目で几帳面。思いがけずもらう、あったかい言葉に弱い。」とある3)。こちらも当たらずとも遠からずで、これが真の科学性を帯びたとすると、モチベーションすらも血液型によって判定される。よって、非科学のままでよいのかもしれない。

*: ステレオタイプ: 比較的固定され、過度に簡略化された集団や階級についての一般概念であり、いったん作られてしまうとなかなか変化しないタイプ2)
**: バーナム効果: 誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、「あなたの性格です」と言って渡されると、多くの人が自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう効果2)
1) 荒木和彦: 16タイプの「血液型」で、人はここまでわかる!. 三笠書房. 2016.
2) 久保義郎, 三宅由起子: 血液型と性格の関連についての調査的研究. 吉備国際大学研究紀要 21: 93-100, 2011.
3) http://www.motivation-up.com/whats/type.html (閲覧2017.11.6)

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