地底たる謎の研究室

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カーネルのイメージを情動的に捉える


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題名:カーネルのイメージを情動的に捉える
報告者:ダレナン

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の記事にて、情動に伴う神経回路を調べるとともに、コンピューターのOS(オペレーティングシステム)の中核をなすカーネルと対比させ、情動の理解を深めた。ここで、そのカーネルのイメージを探ることで、情動がどのように変化するのかを観察してみたい。
 カーネルのイメージには先のコンピューターからのイメージもあるが、それ以外にもある。主なものとしてそれらを列挙すると、
①アプリケーションとハードウェアが上手に連携するための橋渡しを行い、コンピューター内部の連携をコントロールしているソフトウェア1)
②サンダース・カフェを開設し、1939年に導入された圧力釜を用いた「オリジナル・フライドチキン」の製法を発明したカーネル・サンダース(本名は、ハーランド・デーヴィッド・サンダース)2)
③Aをm×n行列、xをn次元の縦ベクトルとし、0は全ての要素が 0 であるn次元縦ベクトルにおいて、A をかけると 0 となるベクトルの集合3)
がある。それぞれを学問的な属として考えると、①は情報学、②経営学、③数学、となるのかもしれない。ただし、英語では①kernal、②Colonel、③kernelとなるため、明らかに②は異なるが、カーネルと聞いて連想するのは、専門的な人以外は、一般的にはやはり②が多いことが予想される。①、②、③ともに知識が精通しているならばよいが、例えば、コンピューターに疎い人であれば、①は?となるし、以下の数式4)を見ると、



「これは何」とか、ぞわぞわと身ぶるいする人であれば、脳内のカーネルとも言えるかもしれない情動の神経回路内(先の記事の図も参照)において、次のように働いていることが推測される。まず、海馬体で処理された過去の記憶(数学がにがて?)との照合でもって、先の数式を認識した時点から、扁桃体(生体の覚醒度を高め、危険に曝された際に、即座に回避行動がとれるような状態にする機能を担う5))がfearの信号を発し、視床下部(覚醒度の制御と関連の深い自律神経活動の調節を担う5))から、帯状回(自律神経における交感神経活動などに関与する注意の喚起に関わる機能を担う5))と連携して、身体を発汗させなどをもたらし、場合によっては帯状回前部に心的ストレスによる活動5)が高まっているかもしれない。逆に②であれば、情動のカーネル回路内でno-fearの信号によって側坐核(扁桃体から投射を受け、報酬や快楽に関わる機能を担う5))が活動し、帯状回により胃腸が活発化、その結果、ケンタッキーフライドチキンを欲するかもしれない。

1) https://www.linuxacademy.ne.jp/lablog/infrastructure/203/ (閲覧2018.10.17)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/カーネル・サンダース (閲覧2018.10.17)
3) https://mathtrain.jp/kernel (閲覧2018.10.17)
4) http://senkei.nomaki.jp/kernel_image.html (閲覧2018.10.17)
5) 梅田聡: 情動を生み出す「脳・心・身体」のダイナミクス: 脳画像研究と神経心理学研究からの統合的理解. 高次脳機能研究 36: 103-108, 2016.

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