地底たる謎の研究室

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リトル・マーメイドの“リトル”について



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:リトル・マーメイドの“リトル”について
報告者:エコノ

 “リトル”とは英語表記でLittleとなり、直訳すると小さいとなる。マーメイド(英語: Mermaid)は、人魚と訳せることから、リトル・マーメイドは小さな人魚と訳せる。しかしながら、人魚が小さくないのは、ディズニーが1989年に公開した映画「リトル・マーメイド」でも明らかである。いわゆる「親指姫」と身体的なサイズでは測れない。その親指姫は、デンマークの代表的な童話作家、詩人であるハンス・クリスチャン・アンデルセン1)によって記述された童話であるが、ディズニーの映画「リトル・マーメイド」の元となる童話も、親指姫と同じく、アンデルセンである。童話の原題は、親指姫はThumbelina (デンマーク語: Tommelise)2)、リトル・マーメイドはThe Little Mermaid (デンマーク語:: Den lille havfrue)3)となり、後者の日本での童話名は、一般的には「人魚姫」である。ちなみに、日本での初訳は、高須梅渓氏により、明治37年8月の「新潮」では「人魚物語」と訳され4)、その他、楠山正雄氏による訳では、「人魚のひいさま」5)となっている。すると、御姫様(おひいさま: 身分のある人の娘のことをいふ6))がリトルとなるかと思いきや、これは一般的にはプリンセス(英語: princess)である。ただし、プリンセス・マーメイドではなく、アンデルセンの原作名もリトル・マーメイドとなる。その一方で、実写版として作成された映画「ザ・リトル・マーメイド」もリトルとなるが、図を見て分かるように、リトルではない。原寸大である。ただし、こちらの映画は、女優、監督、その他もろもろの変更があったようで、2017年では原作に忠実なストーリーになるとされたが8)、劇中の脚本も含めて、賛否両論である9)。ここで、一旦、映画から離れ、リトルとしてマーメイドを探ると、文献10)には、末っ子なので幼いため、大きいとクジラみたいな感じになる、可愛いから、16歳ぐらいの時期のおはなしなので、人生の中の一場面として、大人じゃないから、との意見があった。確かに、Littleには、小さい、(小さくて)かわいらしい、若い、年少の、の意味もある11)。そうして、このLittleが、Bigな疑問、ビック・マーメイドへといざなう。



図 映画「ザ・リトル・マーメイド」7)






1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ハンス・クリスチャン・アンデルセン (閲覧2018.12.19)
2) https://en.wikipedia.org/wiki/Thumbelina (閲覧2018.12.19)
3) https://en.wikipedia.org/wiki/The_Little_Mermaid (閲覧2018.12.19)
4) http://nada.c.ooco.jp/Andersen1.html (閲覧2018.12.19)
5) https://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/42383_21527.html (閲覧2018.12.19)
6) https://www.weblio.jp/content/おひいさま (閲覧2018.12.19)
7) https://www.themoviedb.org/movie/385448-the-little-mermaid (閲覧2018.12.19)
8) https://ciatr.jp/topics/186328#index-2 (閲覧2018.12.19)
9) http://ellegirl.jp/article/e_inter_little_mermaid_live_action_disney_movie_10differences_17_0322/ (閲覧2018.12.19)
10) https://okwave.jp/qa/q8933568.html (閲覧2018.12.19)
11) https://ejje.weblio.jp/content/little (閲覧2018.12.19)

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