地底たる謎の研究室

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コミュニケーション結合における記号論的な有機体


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題名:コミュニケーション結合における記号論的な有機体
報告者:ナンカイン

 個々人が集合し、それらが結合する。その結合は、地球上の人間であるならば、言語を介したコミュニケーションによる結合であれば、それによって産み出されるのが、社会性となる。一方、各々の細胞が集合し、それらが結合する。そのことで、人間ならば、産み出されるのは人体となる。人体における個々の細胞の結合はすぐに結合がバラバラになることなく、有機的(全体を構成している各部分が、互いに密接な統一と関連をもつ1))に繋がっていることから、頑強性をもつが、コミュニケーション結合による社会性は、有機的に繋がるもその繋がりが言語を発した後の空気振動と、言語がもつ意味の共通認識の如何によるもののために、ともすれば脆弱性を帯びる。空気振動からの誤った受信と、受信した信号の誤った解釈、あるいは、その繋がりを絶つが如く、誤った空気振動の発信と、受信した信号の解釈は正しくとも、解釈を発振させるべく、発信させられた信号には、発しんへの発振も含まれている。
 一方、人体においても細胞が発振することがある。それを癌であると仮定したら、異常な細胞(癌細胞)は身体からの命令を無視してふえ続ける上に、勝手にふえ、周囲の大切な組織を壊したり、本来は癌のかたまりがあるはずがない組織で増殖したりする2)。これをコミュニケーション結合で示すと、社会性からの倫理観を無視して勝手にふえ続け、周囲の大切な仲間を壊したり、本来は良好として見なしうるはずの組織で(いじめ的に)増殖したりする、ことになろうか。そうすると、人における社会性としての有機体も、損なわれる。
 そのコミュニケーション結合は、実社会だけではなく、技術的な発展から、今ではインターネットを介しても有機的に繋がることとなった。ただし、実生活における繋がりとの大きな違いは、インターネットでは互いの空気振動を感じとることができない点にあろう。言葉はあっても、そこに振動はない。ゆえに、発信/受信する信号のみで、その解釈を発信/受信の精度に一任しなければならない。そこが、実社会とは決定的に違う。それゆえ、インターネット上のやり取りは最たる記号論であり、個人のラベルをも覆い隠すことができる。それが、匿名性へと至る。ただし、匿名性であっても、有機的に繋がる社会性(記号論的な有機体)は、インターネット上にも明らかに存在する。インターネットとは、つまるところ、コミュニケーション結合における記号論的な有機体と言えるのかもしれない。
 通常、人は、「私の名は○○○○です。ゆえに、そこに個人のラベルがあります。」となる。しかしながら、匿名性では、「私の名はただの記号です。そこに個人のラベルはありません。」となる。平成25年5月31日法律第27号の「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」3)において、個々人に個人番号が付与されたが、それでも、私の番号は○○○○○○○○○○○○(12桁の番号)です。ゆえに、そこに個人のラベルがあります。」と特定できる。
 例えば、ガス湯沸かし器の温度の手動制御は熱かったり冷たかったりし、その温度の波形が振動する4)。その振動が持続すれば、不安定なシステムとなり発振するとなるが、熱かったり冷たかったり、その制御がうまくいかないと、肌にもダメージを与え、発しんの原因ともなる。ここで、ディスプレイ面が尽きたので、次回に譲りたい。

1) https://kotobank.jp/word/%E6%9C%89%E6%A9%9F-650443 (閲覧2019.2.5)
2) https://ganjoho.jp/public/dia_tre/knowledge/cancerous_change.html (閲覧2019.2.5)
3) https://ja.wikipedia.org/wiki/個人番号(閲覧2019.2.5)
4) https://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2004/04/p237-238.pdf(閲覧2019.2.5)

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