題名:「聖ジョゼフ・ラティーヌの妙なるも」が発禁となった当世の法的規則を中心として
報告者:ダレナン
現在は様々な規制が緩和され、言論や表現の自由もかつてに比して比較的認められる世の中になってきた。そのため、かつては法的に発禁とされ、日の目を見なかった著書も、今現代に至り、再評価されることもしばしばある。19世紀末に突如として文壇に現れ、突如としてその消息を絶ったヨーロッパのとある国出身 (生誕の国は今もってはっきりとしていない) とされる謎の小説家ラ・シオン・セジョンによる「聖ジョセフ・ラティーヌの妙なるも」も近年、Tekkito Press社から再発行された1)。それ自体は非常に喜ばしい出来事である。そして、今現在、その文体の表現を読み返すと、当世で発禁となった理由が明らかにはできなかった。確かに、アウグヌステゥ家の末娘であった聖ジョセフ・ラティーヌの私生活に伴う若干の性描写は、「聖ジョセフ・ラティーヌの妙なるも」の中に散見されることも見受けられる。しかしながら、その描写とて、今の時代で問えば、小学生でも受け入れられる程度の内容でしかない。しかしながら、出生も含めて大いなる謎を秘めている小説家ラ・シオン・セジョンの思想・感性を知る上では、その真相を探らなければなるまい。そこで、本記事では、ラ・シオン・セジョンによる「聖ジョセフ・ラティーヌの妙なるも」が発禁となった真相を探るべく、その表現を読み解き、当世の法的規制を中心として、ここでまとめてみたい。
「聖ジョセフ・ラティーヌの妙なるも」が発行されたのは、具体的な年代ははっきりしていないが、19世紀末の1895年~1899年頃であると推測されている2)。そして、当世に関わる法的規制を調べると、「何人たりとも、ここにおいてすべての規制を途かざるべき」とあり3)、その意味は現世においては全くもって不明である。そこで、現世の法的規制に照らし合わせて、その解釈の一助とするために、Pexelsライセンス4)を参考にした。そこには、こう記してあった。①「すべての写真は、無料で商業目的でも非商業目的でも利用できます」、②「出典表示は不要です。カメラマンの表示やPexelsの出典表示は不要ですが、そうした表示はいつでも感謝されます」、③「写真に変更を加えることができます。創造性を発揮して写真を編集してください」である。これはまさしく表現の自由を意味し、実に様々な規制が緩和されていることが分かる。そこで、規制①は非商業目的とし、規制②における感謝として、それはAlexander Krivitskiy氏によるものと明記したい。そして、規制③に準じて、少々の変更を加えて、創造性を発揮すべく、「聖ジョセフ・ラティーヌの妙なるも」への内的な深層(lamina profunda)としてここに記述した。若干、画像のファイルサイズの容量が大きいかもしれないが、その謎は、文献1)の序文の図のYeah Right6)として示してあった。ぜひ、そちらを参照していただきたい。
図 Yeah Right
1)セジョン, LS: 聖ジョセフ・ラティーヌの妙なるも. Tekkito Press, 2019.
2) 出典不明
3) 出典不明
4) https://www.pexels.com/ja-jp/photo-license/ (閲覧2019.4.19)
5) https://www.pexels.com/ja-jp/photo/2101796/ (閲覧2019.4.19)
6) https://www.youtube.com/watch?v=tG7wLK4aAOE (閲覧2019.4.19)
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