題名:超靴ひも理論を説く姿
報告者:ダレナン
本記事は、この記事の続きです。
「でもね、それってなんか縛られてるのじゃないの」。その言葉で目が覚めた。淡々として靴ひもを結んでいる彼女の顔には、いぶかしげな表情が読みとれた。「だってさ、以前はそんな感じゃなかったじゃない。テキトーだったのは事実よ。でもねー、ちゃんとそれなりにまとまっていたと思うの」。「それなり…」。「でも、明らかにここ最近のは、テキトーというレベルを超えてるよ。絶対、読者に飽きられてるよ」。
それは、何となく分かっている。それでも、なんなのだろうか。この妙な感覚は。明らかに、僕は縛られているであろうか。その感覚を縛っているのは、もしかしてオキシトシン。それとも、別の何か。超靴ひも理論なのか(図)。
生命体としての超ひも理論が絡みに絡み合って、もしかして機能を果たしていないのかもしれない。そうも思える日々が続いている。これを説く、説かねばなるまい。ここにきて。
「やっと、靴がはけた。めんどーなんだよね、靴ひもって」。その後に、ようやく彼女の笑顔を見ることができた。「いいこと教えてあげようか?」。そうして、彼女は僕に向かってこう言った。「ランニングすればいいのよ。きっと健康にもいいし、なんてったって、ランニング後に気分が良くなるし。どう、ランニングしてみない?」。もともと、走ることにさほど興味がなかった僕は、やんわりと断った。「それだから、だめなのよ。いつも同じところばっかり巡ってる」。そう言われるのも分かっていた。一度、思考回路が固定すると、同じ所ばかりを巡るのだ。それは、僕の頭の中の絡みやすい回路としての癖かもしれない。それも、やはりオキシトシンの影響なのだろうか。そう思った時、彼女が説明してくれた。「ランニングするとね、幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌を活性化するのよ。そのセロトニンにはね、心のバランスを保つ重要な役割があるの。その他にも、セロトニン以外に、多幸感をもたらすβ-エンドルフィンや、ワクワク感や高揚感をもたらしてくれるドーパミンといった脳内物質ホルモンがランニングで分泌されるのよ。それによって、ストレスの解消につながるの」2)。
図 超靴ひも理論を説く姿1)
(幸せホルモン? それってオキシトシンじゃなかったのか)
調べた。100mを全速で走るが如く、調べた。それは、まさに、頭の中でのランニングを超えた100m走だった。そうして、ある事実を発見した。イライラを抑えてくれるのが「セロトニン」、快感を得ることができるのは「ドーパミン」、そして、心を落ち着かせてくれる「オキシトシン」3)。この3つが幸せホルモンであったことに。「ちょっとは走ったじゃない。ちゃんとここまで書けたんだし」。こうして、彼女の超靴ひも理論を説く姿を見習いながら、今日もまた、絡まった頭の中を解くのだ。この記事の続きとして。
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3) https://furikake.doda.jp/article/2018/09/10/58.html (閲覧2019.5.15)
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