題名:ラビが呼んでいる
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
これからの道しるべになると言われても、僕にはどうしていいのか分からなかった。秘密倶楽部にゃんこたろう?のディスプレイにはスマホ外部の様子が映し出され、別荘にひきこもるわたしが見えた。
彼は相も変わらず放屁し、そしてそこら中に臭いを放っていた。ただ、どうやら、
エルサレムの鐘の音が聞こえる
ローマの聖歌隊が歌う
私の鏡、剣、盾になれ
異郷の地に赴く 使徒になれ1)
と唄いながら、彼も少しずつ変わりつつあった。それはColdplayであっても、Hotplayなのだ。
帰るべき場所
僕の行きたい場所2)
彼自身それを、子ネコの画像からから見つけているのかもしれない。RIDDLE(なぞかけ)of the Deadとして何かを呼びかけているのかもしれない。…そうだ、ラビが呼んでいる。ラビが呼んでいる。
僕は”またたびシュ”を呷いでいるりどるに尋ねてみた。
「僕がスマホ外部に出るにはどうすればいいの?」
「そんなのかんたんだにゃ~ん。いやほんじゃっくからでればいいにゃ~ん。きゅうたいかした、いやほんじゃっくなら、するりとそとにでられるでにゃ~ん、うひぃ」
「でも、この機種、イヤホンジャックがないタイプじゃ…」
「そっ、そうだった…かぁ…にゃ~ん、うひぃ」
「じゃあ、どうすれば出られるの?」
「うひぃ…」
その後、りどるは何食わぬ顔でカラオケに興じていた(図)。答えてくれよ、と嘆願するも、時間泥棒(Out of time)の如く、Out of Time (feat. Pyxis, Jay Diggs)を歌いながら、何かをはぐらかしていた。
図 興じる3)
1) https://longtailworld.blogspot.com/2009/01/viva-la-vida-lyrics.html (閲覧2021.4.23)
2) https://zheyzhey.blogspot.com/2018/09/coldplay-clocks.html (閲覧2021.4.23)
3) https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=438805 (閲覧2021.4.23)
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