題名:(レディ)なくガーガー
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
(シャーク、キター。船長イッタ―)
(ベイベー、キター。終わった…。聞いたことあるエンディングやな。思い出したこれSurfaceや。たぶん、PCやないSurfaceや)
そうして僕はクレジットを探してみた。そこにSurfaceとあるはずだ。
Performed by Suface featuring Bernard Jackson
あった。やっぱりあった。そしてもう一つあった「ブルーラグーン~恋の目覚め~」。時間を見ると、すでに1時32分だった。これ見ずに、もう寝ないと、明日の仕事につかえる。
そうこうしているうちに、1時35分。時間はあっという間に過ぎてゆく。そうして僕の30代も終わりをつげ、40に突入しようとしている。四捨五入すれば、あと2週間で39の僕でも、目の前に40だ。
ブログで稼げればいいのに。くだらなくとも随分と続けてきた映画レビューで稼げればいいのに。映画研の出身として映画製作に取り組んだ僕でも、映画レビュアーとしての僕でも、いずれにせよ僕には才能がないようだった。ブログ自体に内容がないよう…。それがアクセス数で示されている。酷だった。残酷だった。ヤコペッティのように(古…)。
妻の舞衣子は自身のブログで随分と儲かっているのだろうか。今日、アクセス数ものびていると言ってたな。ちなみの靴も買えると言っていたな…。
そうだ。稼げれば、ネットで稼げれば、いろいろな意味で生活の足しになる。
ブログはオワコンと言われても、現実的に舞衣子のブログで稼げているとなると、話は別だ。
自分のブログは閑古鳥でも、何かの生活の足しになれば、常勤の時間に追われない。仕事のミスも上からガーガーと言われることなく、自己責任ですべてが終わる。
以前のイベント会社で人との付き合いに僕の心は半ばボロボロになっていた。新型コロナウイルス後の会社の状況は馬車馬で自転車操業だった。
会社がつぶれて、それはそれで正解だった。僕が選んでいない択だとしても、運命的にこうなるわけなんだろう。つぶれて正解だな。
ただ、今の仕事の給料は安い。それはそれで結構応える。小学校、中学校とちなみが大きくなるにつれて、今の給料で大変になるのは目に見えている。
手取りで15万ほど。イベント会社時代はその倍はあった。
今の仕事は楽だ。時間的にもきっちりして余裕がある。だが、常勤、朝早い仕事はやはり応える。その15万を超える金銭が、本当にネットから稼げるとなると、生活にも、心にも余裕が生まれるに違いない。
もう、仕事でガーガー言われるのはつらい。心の準備(レディ)なくガーガーと鳴くのはガチョウだけにしてほしい。いつも頭の中でガーガーと言われている気がする。イベント会社時代の精神的な負担が、今でもフラッシュバックする。畜生。
From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。