茶道に対等するコーヒー道への極み



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題名:茶道に対等するコーヒー道への極み
報告者:エゲンスキー

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先のこの記事にて、エチオピアにおけるコーヒーの歴史を調べるとともに、コーヒーの発見となった伝説についても述べた。ここでは、茶道会からは賛否両論があろうが、茶道に対等するコーヒー道として、その道の極みについて調べたい。
 エチオピアには日本の茶道にも似たコーヒーセレモニーがある1)。エチオピアの家庭を訪ねると、その家の主婦や娘さんが、コーヒーマスターとなってエチオピア式でコーヒーを淹れてくれる儀式であるが1)、これを酋長から直に体現した俳優の藤岡弘氏によれば、茶室のような空間でコーヒーに集中せざるをえない状況が作りだされ、一種の陶酔状態になったと言う2)。この儀式は日本のお茶のそれと同じく、日本文化に似ていると氏は感じたそうである2)。これを言い換えれば、エチオピアには、茶道ならぬコーヒー道と呼べる儀式が以前から存在していた可能性が示唆される。Youtubeにこの時の儀式の様子がアップされている4)。また、これに触発され、藤岡弘氏は、「コーヒーを淹れるのではなく、コーヒーを点てる」というコーヒー道を後に提言し、現在も実践している。詳しい実践方法は、文献5)を参照していただきたいが、ここではコーヒー道を実践している藤岡弘氏を図に示す。なお、エチオピアのコーヒー豆は、フルーティーな香りと酸味が強く、特にアビシニア高原のものが、ジャスミンのような香りがあることを特徴とし6)、茶室ならぬエチオピアにおけるコーヒー室での芳醇な香りによる感覚は、茶の香りを最も引き出している抹茶のそれと対等であったことが伺われる。

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図 コーヒー道を実践している藤岡弘氏3)

 藤岡弘氏は、古くは初代仮面ライダーとして有名であるが、様々な武道も身につけ、国際的には武道家としての一面も持つ7)。そのため、現在の侍とも言われ、1984年に主演したアメリカ映画「SFソードキル」では武将を演じ、日本人として初めて全米映画俳優組合員となったことでも知られている7)。また、「藤岡流」を継承する武道家でもあった父と、茶道や華道、琴の師範だった母との間に生まれ7)、コーヒー道を極めるべく資質がすでに備わっていたことが伺われる。さらに、小説家の獅子文六氏も「可否道(コーヒーと恋愛)」(可否はかつての当て字で、コーヒーのことを指す)を記述し、茶道と対等した意見を提案している。あと何十年か後には、もしかするとコーヒー道にも家元(「藤岡流」)なるものが誕生しているかもしれない。

1) 白鳥清志, 白鳥くるみ: 伝説の王国エチオピア. 食器と容器 55: 49-55, 2014.
2) http://www.asagei.com/excerpt/13880 (閲覧2016.8.9)
3) http://blogs.yahoo.co.jp/hhsks229/28194571.html (閲覧2016.8.9)
4) https://www.youtube.com/watch?v=gHx5DN4In58 (閲覧2016.8.9)
5) Discover Japan編集部: ベスト・オブ・コーヒー. エイ出版社. 2016.
6) http://coffeemecca.jp/beans/840 (閲覧2016.8.9)
7) https://ja.wikipedia.org/wiki/藤岡弘、(閲覧2016.8.9)

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