地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

ふ~ん。そうなんだ

題名:ふ~ん。そうなんだ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。舞衣子:「そういえば、ちなみにもこんな時期あったね…。来年はもう小学生なんだなぁ、早いよね」平十郎:「ベイベーのことかい?」舞衣子:「そうだよ。赤ちゃんのこと。でも、大…

素敵なストーリー

題名:素敵なストーリー報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 妻の舞衣子は、僕の島旅行の、島でゆっくりとの提案にとても喜んでいた。 その日、僕が仕事に行っている間、彼女はいろいろな旅行会社の島のツアーを調べていたようだった。中でも、…

島でゆっくりと

題名:島でゆっくりと報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 朝目覚めた。 随分といろんな夢を見たような気がした。沙耶は今でも元気にしているのかな…。 そして、気づくと、アラウンド・フォーティにも関わらず、僕の□□は20代の頃に蘇ったように…

すべてを捧げる

題名:すべてを捧げる報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 なんだか安心した。地面の上で寝ている夏目と小型木造船の中に居る沙耶とを交互に見返した。僕たちは結びついている。リリアーナ・カヴァーニを通して。愛の嵐を通して。そうなんだ。…

リリアーナ・カヴァーニ

題名:リリアーナ・カヴァーニ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。沙耶:「ねぇ、平十郎くん」平十郎:「うん?」沙耶:「もしここに海の女神が、それは平十郎くんの理想の人だとして、その人が現れたら、平十郎くんは私とその女神とどっちを選…

とてつもなく

題名:とてつもなく報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 沙耶の「気持ちいい?」という問いかけに僕はごく自然に頷いた。 僕はそれほど経験が豊富なわけではない。それでも、沙耶の相手を思いやるようなその動かし方は、沙耶の性格を的確に表し…

愛の記憶の供養

題名:愛の記憶の供養報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。忘れてはいけない、田宮平十郎の愛の記憶。そんなもんには興味ねー…。まぁ、そんなことおっしゃらずに聞いてくださいませ。一庶民の歴史など、そんなもんです。そんなこともじゅうじゅ…

今も“それが”刻まれておる

題名:今も“それが”刻まれておる報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。沙耶:「ふ~ん、何度も映像で、私を見ながらしたんだ。で、1回だけ?」平十郎:「何回も…」沙耶:「そっかぁ、何回も…。私のどこが魅力的?」 僕は沙耶の目を見つめながら、…

何度も映像で

題名:何度も映像で報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 そのあばら家と同じく、小型木造船はすでに何年も船として使われていないのは見て明らかだった。船底を止めている木材も古びて、僕と沙耶が体を動かすごとにがりがりと削れる音がした。 …

小型木造船の中

題名:小型木造船の中報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 すべての撮影を終え、結局は海辺から何も現れなかった。しかし、海辺からの女神は、あくまでも言い伝えなので現れることも期待していなかったが、本当に何もなく、あばら家での撮影の…