題名:ひもらしき管報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 何度も何度も憎しみを込めてその白い灰を踏みしめた。でも、彼らを葬った象徴でもあるその死の粉は、踏みしめる足の動きに合わせて、ふわりふわりと僕の足に纏わりつく。それは、かつて…
題名:僕を殺したんなら、報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。舞衣子:「ほんとに、大丈夫…?」平十郎:「うん、少し落ち着いた」 ただ、胸の動悸が止まらない。起きてからも激しくドクンドクンといまだに鼓動している。 頭も痛い。頭の中で小…
題名:嫌なフラッシュバック報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 上司の手の中にびくびくとうごめいている僕の心臓。彼を取り囲んで、倒れている僕を皆は冷ややかに見降ろしている。血が滴る心臓を上司は口へと運ぶ。まるで僕が死ぬことを喜ん…
題名:びくびくとうごめいている報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 莉紗はそのまま陸地に上がり、裸足のまま草の上を歩く。後ろから誰かが追いかける。追いかけるのは敦司だ。ただ、そのフレームはかなりブレる。撮影者の気持ちを反映させて…
題名:動画を見る。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 しかし、金の亡者となって死ぬまで仕事上のサバイバルをやり過ごし、金は在っても仕事に抹殺されるのか、それとも楽園でぬるま湯に浸かり、でも、将来金銭的に困窮するであろう未来にお…
題名:仕事上のサバイバル報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 無人島のサバイバルは楽園ではないものの、3つの青いサンゴ礁を通してそれは、楽園であるかのように思えた。が、実際は楽ではない。エドがそれを明らかにした。60日間の何もないと…
題名:3つの青いサンゴ礁報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 家に戻り、病院にちなみを連れて行くと、ただの風邪のようだった。少なくとも新型コロナウイルス感染ではなかった。僕と舞衣子は胸をなでおろし、そのまま帰宅した。 このことで、…
題名:LINEのメッセージ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 でも。愛ある理想の形なんてあるのだろうか? 無人島でもやることは同じだ。 水を探して、食料を探して、最後は子孫を残そうと躍起になる。 太古の営み。 そして、その子孫を残す方…
題名:愛ある理想の形報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 いろんな重い想いを背負いながら、僕はダイニングから寝床に向かった。ちょうど2時を回ったところだった。あと3時間もすれば僕は独りで起きて仕事に行かないといけない。憂鬱だった。…
題名:(レディ)なくガーガー報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。(シャーク、キター。船長イッタ―)(ベイベー、キター。終わった…。聞いたことあるエンディングやな。思い出したこれSurfaceや。たぶん、PCやないSurfaceや) そうして僕はク…