地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

LINEのメッセージ



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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pocket LINE

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題名:LINEのメッセージ
報告者:ダレナン

 本物語は、この物語の続きです。

 でも。愛ある理想の形なんてあるのだろうか?

 無人島でもやることは同じだ。
 水を探して、食料を探して、最後は子孫を残そうと躍起になる。

 太古の営み。

 そして、その子孫を残す方法は、男女まぐわって、お互いそれが愛を感じているように感じて、ち〇こをま〇こに挿入して、○○して、受精して、ベイビーとなす。

Yeah、Baby !

Yeah、Baby !!

Yeah、Baby !!!

なんだこれ。

なんだこれ。

なんんあだよこれって。

Yeah、Babyてあsんあんあだよこれって !

 僕は自分の耳にうざいほどめぐる幻聴で、駅のベンチからもろくも地面に向かってスマホをなげようとし{Gorilla Grassが破壊され、スマホ内部が飛び散り、そこに残されたのは文明という残害だった}という寸前で回避した。なぜなら、腕を上げ、スマホをたたきつけるその時にスマホが振動し、メッセージが届いたからだった。
 僕の意識はその振動で現生に回避された。
 あんだよ…。畜生。仕事の連絡か…、休みと伝えたのに…。
 習慣で画面をみてみると、LINEのメッセージの通知が届いている。確認すると、どうやらちなみが高熱を出しているようだった。妻の舞衣子からのSOSだった。
 僕はすくっとベンチから腰をあげ、すぐさま家に帰宅した。

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