地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

ウィリアム・ウェア博士による空間移動装置「コア」の原理



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:ウィリアム・ウェア博士による空間移動装置「コア」の原理
報告者:トシ

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 やがて来る火星への旅行を大望するとともに(この記事も参照)、地球人もいずれは火星の人となるのであろうか。その興味は尽きないが、それと同時に宇宙船への開発にも否応なしに期待が高まる。現在の宇宙船と見なしうるロケットは、そのエンジンの燃料に多くは液体水素を用い、それを液体酸素と混合させて、燃やすことで推進する1)。ただし、その方法では、速度にも限界があり、何光年も離れた惑星へ移動するには、相当の年月を要する。光の速度は、299792458m/s(毎秒約30万km)であり、これを越える物体の速度はないとされるため、何光年離れた惑星へ移動する際の年月は、何光年以上にはなっても、何光年以下にはならない。これを粒子の質量と速度の関係式で調べると、
m=m_0/√(1-(v/c)^2 )
となり、vが光速度cに近づけば近づくほど分母のルート内は小さくなり、mが大きくなり、結果として極限v→cでmは無限大となることから、いかなる粒子も光速度には到達できない2)。通常の空間移動であるならば、この通りであるが、ウィリアム・ウェア博士の理論によると、例えば、この記事(紙媒体)内にある

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をつなげて、そこを通過し(鉛筆をさし)、再び記事(紙媒体)を広げれば、瞬時に空間を移動したことになる。すなわち、この方法の空間移動では、光速度も超えたことと同様の意味を持つ。これを可能にしたのが、空間移動装置「コア」である。「コア」を図に示す。この図を見て分かるかと思うが、「コア」は実は映画の中の話である。ウィリアム・ウェア博士(サム・ニール)もその映画の登場人物である。映画名は「イベント・ホライゾン」(事象の地平面)で、監督はポール・W・S・アンダーソンである。映画「バイオハザード」の監督と言えば、分かりやすいであろう。この「イベント・ホライゾン」は他の映画の流れで簡単に言えば、エイリアン+惑星ソラリス+シャイニング+ヘルレイザーである4)。そのため、観る人によっては「コワ」となる。「コア」の原理は、①磁場を回転させる
②重力量子を集中させる
③時空のひずみを拡大する(テンソルの法則)
④特異点を形成する
である。

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図 空間移動装置「コア」3)

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1) http://www.mhi.co.jp/discover/kids/techno_world/rocket/what/mechanism/mechanism02.html (閲覧2016.6.15)
2) 都筑卓司: 新装版 タイムマシンの話 : 超光速粒子とメタ相対論. 講談社. 2002.
3) http://io9.gizmodo.com/all-the-reasons-why-event-horizon-is-a-hell-of-a-good-t-1695302615
4) http://huzimi-no-otoko.hatenadiary.jp/entry/2015/07/18/『イベント・ホライゾン』の恐ろしさ。①_隠れ (閲覧2016.6.15)

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