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PDCAをスパークる


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題名:PDCAをスパークる
報告者:ダレナン

 PDCAは企業における仕事やプロジェクトで欠かせない用語となっている。いまや社会人で「PDCA? なにそれ?」、という人は少ないであろう。PはPlan(計画)、DはDo(実行)、CはCheck(評価)、AはAction(改善行動)のことを指す。これを回すことをPDCAサイクルといい、如何にして効率よくこれを回すかが、企業での大事な点とされている。しかしながら、文献1), 2)にも示されているが、世界的にも著名な経営学者であるピーター・ドラッカー博士曰く、「仕事に関する助言は、「計画せよ」から始まる。もっともらしく思えるが、問題はそれではうまくいかないところにある。計画は紙の上で消える。よき意図の表明に終わる。実行されることは稀である。」3)と述べている。そして、「成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。」3)とし、「時間を記録する、整理する、まとめるの三段階にわたるプロセスが、成果を上げるための時間管理の基本となる。」3)としている。これらから考えると、明らかに

P → D → C → A

という手順を踏むことが最良でないことが分かる。一方、電位差があって空間を隔てている2つの物体の間に一瞬生じる電気の流れをスパークというが4)、仮にPDCAに時間を超越してスパークを起こす(スパークる)ためには、電気の流れに相当する何らかの威力が必要となる。時間の流れはビックバン以降でもたらされたが、ビックバンは考えてなされた訳ではない。宇宙のスパークるである。生物も考えて生まれた訳ではない。進化のスパークるである。そのため、PDCAサイクルの中で頭でっかちとなり、危険な思想に陥りやすいのは、

P > C > A > D

の順になろうが、結局スパークるするためには、最後のDがポイントとなる。どれほど立派なPやC、あるいは、それに準ずるAがあろうとも、時間を超越したDのスパークるが起きなければ、PDCAスパークるは起こらない。例えば、筆者の敬愛するウォルト・ディズニーは、プロダクションの目的として「子供向けの(最良の)アニメを作る。」ことではなく、「人々を幸せにする。」というスパークるな目的に向かって進んだ結果、アニメ界だけでなく、エンタテイメント界(ディズニー・ランド)でも一流となった5)。なにも、これは、ウォルト・ディズニー・プロダクションズだけ話ではない。その他のビジョナリー・カンパニー5)と言われる一流企業にほとんど当てはまる。とにかくDDDで、CAもでき、最終的にPが明確となった例がほとんどである。すなわち、ここには、Pありきではなく、DDDなスパークるがあった訳である。
 どのような立派なPであってもP枠にはまれば、その内部での小さなDCAスパークるしか起こせない。

1) http://www.iot.ac.jp/manu/ueda/column/030621.html (閲覧2017.2.27)
2) http://blog.tinect.jp/?p=1433 (閲覧2017.2.27)
3) ドラッカー, PF: 経営者の条件. ダイヤモンド社. 2006.
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/スパーク(閲覧2017.2.27)
5) コリンズ, J, ボラス, JI: ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則. 日経BP社. 1995.

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