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電子回路におけるディスクリートから集積化の流れ


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題名:電子回路におけるディスクリートから集積化の流れ
報告者:ログ

 電子回路は一般的には抵抗器、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタなどの部品から構成される。トランジスタに関しては、かつては真空管が担っていたが、現在で真空管を使用する回路は、オーディオや楽器のアンプなどの特殊な場合にのみ存在し、一般的な電子回路ではもはや使われることがなくなった。そのため、一般的な回路であれば、やはり上記の部品が主だったものとなる。それ以上に、上記の部品といえども、現在では集積回路も発達し、部品一つ一つで構成する回路(ディスクリート回路1))もほとんど見られなくなり、ディスクリート回路を利用するのも、やはりオーディオなどの分野のみとなった。ここで、現在の情報機器の代表であるスマホ(スマートフォン)のiPhoneの内部構成を覗くと、図のようになる。図はiPhone4Sの内部であるが、このiPhone4SはApple社の設立者であるステーブ・ジョブズ氏がなくなる直前に発表されたモデルであるために3)、4Sはfor Steveとも言われ、今でも愛されているスマホの一台となる。そのジョブズ氏であるが、Appleの設計においてケース内部にも美的にこだわりを持ち、初期のMacintosh(マッキントッシュ)では



図 iPhone4Sの内部構造2)

本体ケースの内側にはマックチーム関係者のサインが浮き彫りにされているのは有名な話であり4)、iPhone4や4Sでも内部のこだわりは同様であろう。しかしながら、このiPhone4Sの内部を見ても、所謂部品一つ一つははっきりと分かりにくい状態である。ケース本体やバッテリーを除いて電子回路部品として見てとれるのは、ディアルコアプロセッサーのA5と書かれた部品だけとなる。そのA5の内部には、細かく見れば集積化された抵抗器、コンデンサ、トランジスタなどがあるも、もはやその内部構造は肉眼では見ることができない。つとオーディオに関しては、現在でもこの記事にもあるようにMark LevinsonのアンプのN°383内部において部品一つ一つが確認できる。ちなみに、オーディオメーカーにもMcIntosh(マッキントッシュ)があるが、AppleのMacintoshはこれと重ならないように、aを付けたのも有名な話である。このようにして、電子回路は時代の流れから、真空管からトランジスタ、ディスクリートから集積化と大きく様変わりし、機器の小型化も容易になった。もし仮に、50年以上もの前の技術でiPhone4Sを作るとしたら、そのサイズは家一軒か、もしくは、ビル一棟ほどのサイズとなるに違いないであろう。

1) http://www.yokohama-otowa-seisakusho.jp/TOP/sonota/sonota%20Discrete.htm (閲覧2017.6.12)
2) http://www.rapidrepair.com/Merchant2/merchant.mvc?Screen=cp-iphone-4s (閲覧2017.6.12)
3) https://ja.wikipedia.org/wiki/IPhone_4S (閲覧2017.6.12)
4) http://appletechlab.jp/blog-entry-56.html (閲覧2017.6.12)

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