地底たる謎の研究室

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移動における人類の技術革新と移動の本質的な意味


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題名:移動における人類の技術革新と移動の本質的な意味
報告者:ナンカイン

 現在、日本の交通網は様々に整備され、列車のみならず、車道も拡張され、移動には便利な世の中となった。少し時代をさかのぼると、江戸時代には電車も、車もなく、身分の高い人ならばかごに乗って、あるいは、馬にまたがって移動していたが、その他の方々は皆、歩きである。そのため、移動できる量も限られ、江戸(現在の東京)に住む人が、奥羽地方(現在の東北地方)に行くには、相当の覚悟が必要であったことは容易に分かる。例えば、稀代の俳人である松尾芭蕉がおくの細道にて、江戸を旅立ったのが3月27日、奥羽地方の日光に到着したのが4月1日、さらに、その奥の平泉(岩手県の南部にある土地2))に到着したのが5月13日であり、東京から平泉まで、18日要している1)。松尾芭蕉が、おくの細道のほぼ出発に当たる3月27日の明け方に千住大橋付近で船を下りて句を詠んだことから1)、ここを仮に出発地とし、平泉を到着地として、現在の移動をGoogleにて調べると図のようになる。列車では3時間40分かかり、車では5時間6分かかる。結構時間はかかる。しかしながら、18日よりも相当に時間短である。なお、松尾芭蕉のおくの細道での詳しい行程はこの記事に示したので、そちらを参照していただきたい。
 このようにして旅にかかる移動も随分と楽になり、列車や車といった地上だけではない手段の飛行機までもあって、海外へも数日で移動できるようになったのは、人類の技術革新の成果でもあろう。
 さらに、時代を遡ること、かつての人類(アフリカから、地球全土へと移動した頃の)は、食物の変化に伴って、移動そのものが変化した。食糧革命による移動である4)。それは、人類にとっての大きな冒険でもあった。ただし、今でも旅行などの目的で当地での食事を楽しむ。それは、かつての人類とまったく変わりがない。移動の手段が変化して



図 千住大橋から平泉までの行程3)

も、移動の本質的な意味そのものが変化していないのは、実に不思議である。

1) https://ja.wikipedia.org/wiki/おくのほそ道 (閲覧2018.7.25)
2) http://manapedia.jp/text/1878 (閲覧2018.7.25)
3) https://www.google.co.jp/maps/dir/千住大橋、〒120-0038+東京都足立区千住橋戸町/平泉町、岩手県西磐井郡/@37.3444197,139.2331765,8z/data=!3m1!4b1!4m13!4m12!1m5!1m1!1s0x60188e5c8b61f01b:0x2a7962d734702624!2m2!1d139.797261!2d35.742372!1m5!1m1!1s0x5f88ce03f6e9c02d:0xea7a370333c91ab!2m2!1d141.1138219!2d38.9866623 (閲覧2018.7.25)
4) 印東道子(編): 人類の移動誌. 臨川書店. 2013.

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