地底たる謎の研究室

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新石器時代における石仮面が象徴するデザイン -Part Ⅱ-


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題名:新石器時代における石仮面が象徴するデザイン -Part Ⅱ-
報告者:ナンカイン

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の記事にて、イスラエルで発見された石仮面について述べ、その石仮面の背景について探った。ここでは、石仮面のデザイン上の特徴を述べるとともに、新石器時代における生活のデザインについても検討したい。
 この石仮面の大きさからデザインを検討するために、先の記事の図を基にクロップし、そこに線を記入する。すると、図のようになる。クロップすると画像のサイズは縦が401px、横が317pxとなり、その比は401/317=1.2649となり、石仮面の外形寸法には特徴が認められなかった。そのため、図の右側のように太線として画像(石仮面)サイズでの黄金分割を記入し、さらに、それを分割する副次的黄金分割を細線にて記入する。さらに、黄金分割からそれぞれの対角線となる調和三角を細線にて記入する。



図 石仮面のデザインの特徴1)から改図

 すると、この石仮面のデザイン上での特徴が見えてくる。目は黄金分割と調和三角とでなす菱形内にきれいに収まる。そして口は副次的黄金分割にきれいにのる。そして、鼻も目と同じように黄金分割と調和三角とでなす菱形内にきれいに収まることが分かる。すなわち、この石仮面は、ある意図をもって作成されたことが分かる。それは、完全なデザインを持つ人の顔というよりも、その仮面をつけることで、その人は完璧な人、あるいは、完璧な人として、まさに神とあがめるような人物(神様)へと生まれ変われたことを意味する。仮面そのものは、その表面から表情が読み取れず、内面を容易に推察できない。そのため、この仮面をつけることによって、人工的でありつつも、人自らが生み出した完全なる何者かに変貌できたことを表しているのかもしれない。それは、もしかすると、人が、狩猟と採集の自然に任せた世界を捨てて、農業や動植物の栽培といった自ら生み出す世界への完全なる意識変革(意識デザインの変化)の意味も込められていたのかもしれない。

1) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/120400249/ (閲覧2018.12.7)

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