題名:あのミルフィーユに重ねられたクリームは、
報告者:ダレナン
本記事は、この記事の続きです。
どんどんと薄れていく何かは、頭の表面かもしれないし、頭の中身かもしれない。それに対して、神は何も答えてはくれなくとも、知らず知らずのうちに床に落ちている髪や、窓から入ってきた光で本の背もやがて色あせる。その経年変化、あるいは、老朽化は、存在としての価値を放つも、臭いも放つ。ゆえに、永遠などありしない。
永遠な情報としての面影は、ブラックホールの表面に吸い込まれる。そして、その可能性は次の3つがあげられている。1つ目は「情報は永久に失われる」というもの、2つめは、「情報は隠れている」というもの、3つめは、「情報は安全に保存されている」というもの、である1)。しかしながら、量子力学によると情報は不滅となり、形は変わってもその情報が失われることはない1)。すなわち、愛の情報も、永遠に不滅である。ただし、いろいろと重なることで、それが2次元か、3次元か、はたまた、5次元か、11次元か、次元大介か、石川五右衛門か、ルパーン三せ~いかは、分からないが、愛の情報が盗まれる。ようやく、ここで、銭形警部が登場し、「ルパーン。たいほ~」というも、「とっつぁ~ん。あばよ~」となる。そして、悲しいことに、ルパン三世の作者であるモンキー・パンチ氏も4月11日に亡くなった。
いろいろ重なるのはミルフィーユだけではなく、現実もミルフィーユのように重なりあい、あれもこれも、それもあれも、となると、パンクする。パン食うだけではなく、こころの車輪もパンクする。そうして、ミルフィーユの記憶に浸り、あのミルフィーユに重ねられたクリームは、パンにも合うに違いないと妄想する。気がつくと、もうそんな時間となり、もうそうと時間が欠落していることにふと気づく。
やっぱりだが、さびしいことに、なんだか薄れてる(図)。
鏡に映るその姿は、もはや過去のイメージと大いに異なり、部分的にブラックホールに吸い込まれている自分の姿と重なる。その重なりは、やはりミルフィーユ・オ・ブラックホールなのだ。はたして、ブラックホールで、ミルフィーユのあのクリームをパンにつけて食べることができるのか。
その時、替え玉たるタバタ・レンサク氏(この記事)は、またしても、なぞ解きを提案する。
現実は異次元。空想はいい次元。
そうして、今日もパン食うぞ~と誓った。そのパンは、フォカッチャ買っちゃったである。
図 さびしいことに、なんだか薄れてる2)
1) https://gigazine.net/news/20170828-black-holes-information-paradox/ (閲覧2019.5.7)
2) https://i.pinimg.com/originals/89/e8/f0/89e8f0b61b694f047cb02ffca91daeb9.jpg (閲覧2019.5.7)
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