題名:デレデレなやつ
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
スマホからムックダー・ナリンラックさん社長の声が聞こえた(この物語)。そこで、そのハムスターにことわってスマホを返してもらった。
「ムックダー・ナリンラックさん社長♡ いつもありがとーございますぅ。ただ、まだ、藤井美菜さん社長には、逢えていませんが、DJハムスターからヒントをもらえそうです…」
「DJハムスター…?」
「そうです。DJハムスターです。今、いろいろと教えてもらっているところです」
「ふぅーん。そうなの…。ところで、タイに来る? 今、ちょっと人手不足なんだけど、そろそろこっちに来てくれないかなー、なんて思っちゃった。どう?」
「DJハムスターのおかげで、もう少しで、藤井美菜さん社長に逢えるかもしれないので、もう少しだけ待ってくれますか?」
「わかったわ。じゃぁ、落ち着いたら一度、連絡くれる?」
「はい、しゃちょー♡」
うれしかった。いつもムックダー・ナリンラックさん社長は僕のことを気遣ってくれる。うれしかった…。
「なんや、じぶん、デレデレやなー。その、なんとかなりんさんに、じぶん、デレデレやおまへんかー」
「すみません。ばれましたか」
「ばればれやがな。ところで、スマホで話してたその藤井美菜さんって名前、つい最近聞いたことあるがな。確か、シチリアのカターニャにいるダチから、聞いたことあるなー。ほれ、これがカターニャのダチ(図)。おっとこまえやろー。この笑顔に、いっつもあねさんに、可愛がられてるんやでー。こいつもじぶんとおなじ、デレデレなやつやでーほんま」
図 デレデレなやつ1)
1) https://www.pinterest.jp/pin/314548355200780799/ (閲覧2019.8.19)
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