題名:どあーずは、ざ・をぉーる、へとへんぼう
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
それからエミリアとなかよくなるにはじかんがかからなかった。ぼくはすみこみでれすとらんにはたらいていたために、そこからいつしかエミリアのアパートにあししげくかようようになり、ふたりでよくNARUTOなんかをみた。
じっさいのところ、ぼくよりもエミリアのほうがあにめのちしきはあったが、それでもぼくといっしょにあにめをみるさいに、「これにほんごでどうはつおんするの」とか、「このばめん、にほんのどこらへんのけしき」とか、よくきいてきた。そのたびにまんめんのえがおをみせ、エミリアとこのままいっしょにすごすのもいいかもしれないと、ぼくはおもいはじめていた。ただ、ただ、なぜだか、ぼくのなかではいわかんをかんじることがあった。あの(いったりー)というエミリアのいいかたが、ぼくのゆめのなかのものと、すこしちがうことにきづきはじめていたからだった。
たぶん、なにかがかけている。もちろんそれはエミリアじしんではない。じぶんのなかで、ぱすずのぴーすがたりないかんじがして、エミリアとすごせばすごすほど、そのうまっていないぴーすのみぞがふかまっているようにおもえてきた。そのたびに、ぼくはエミリアとのかんけいにきょりをおいて、ちがうじぶんをさがしはじめるようになっていた。エミリアといたりーのほうぼうをいきつつも、ぼくはひとりでえを、いたりーのふうけいのえを、えいがきにいくこともおおくなった。それが、エミリアにとってはきにいらなかったのか、ときおり「きっぺいは、もしかしてほかにすきなひとできたの…?」とかよくきいた。「いないけど…」とへんじをしていたが、そのときすでに、エミリアにぼくにたいするそうとうなふしんかんがめばえていたのかもしれない。
あるひ、ごーんごーんとかねがなり、ふぃれんつぇのよるはふけていった、そのひ。ぼくはまちあわせのばしょでエミリアをまっていた。でも、エミリアはあらわれなかった。あたりまえだ。ぼくはひにちをまちがえていたのだ。そのあと、エミリアをたずねると、かのじょは「わたしとのやくそくなんて、きっぺいにはもうどーでもよかったのね。わたし、じ(ゅ)んせい、まちがえたみたい」。そう、こくられ、しゅうけつした、はまーすみす・おでおん。
ばたん。どあーずがとじられた。
もはや、ではいりすることがゆるされない。
どあーず(すとれんじ・でいず)は、そんなふんいきをかもしだしていた。そのとき、そのどあーずは、ざ・をぉーる、へとへんぼうしていた。こっちは、むんくちゃうで、ぴんく・ふろいどちゃん(ず)なのよーん。
ず ぴんく・ふろいどちゃん1)
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