題名:「「げんしょう:こいのさんかくはまるくはならない」」
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
せんちょうのなみだは、ぼくちゃんのこころにもひびいた。そのひびきは、はーとびーとし、どくんどくん、どくんどくん、となみうった。きがつくと、だい3ばんめのつきがかがやくみずべにもなみがみちあふれ、せんちょうのスジちゃんへのあいが、みす・Sのほしにこおうしているかのようだった。
そのときだった。もりのおくからスジさまがあらわれた(ず1)。そのようすから、スジさまは、じゃっかんおこっているのか、はたまた、あきれているのか、そんなかんじでとうじょうしていただけた。とうじょうしていただけたのだ。
ず11)
せんちょう:「スジちゃん、いやスジさま。まことにもうしわけありませんでした。このぼくちゃん…っときたら、わたくしのきょうーいくがいきとといておらず、ほんとに、ほんとにすみませんでした。ほらっ、ぼくちゃん、あやまりなさい、スジさまに」
ぼくちゃん:「すみませんでした」
スジさま:「まっ、それはいいってことよ。でもさー、これって、ここって、すとーりーになってるの、どうなのかしらねー、せんちょう…♡」。
せんちょう、ぼくちゃん:「「はーとまーくきたでー。きたったでー」」
せんちょうとぼくちゃんは、そのはーとまーくにきをよくして、もういちまいあっぷした(ず2)。かわゆい…。そのとき、ふとよこをみると、もりをあんないしてくれたうつくしいひとが、ぷっっとほっぺをふくらまし、じゃっかんきをわるくしているようにみえた。「「げんしょう:こいのさんかくはまるくはならない」」
ず22)
エミリアにぞっこんになっていたぼくは、エミリアにぼくのきもちをしょうじきにはなした。「きみのえがおは、いつもぼくをしあわせにするよ」。エミリアもそのことばに、まんざらわるいきはしていなかった。むしろにほんにもきょうみがあったようで、「きっぺいくん。こんど、にほんのあにめおしえてくれる?」とうれしそうにほほえんでくれた。
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