題名:永遠の解答
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
永遠の愛なんて存在しない。
誰もが知っていることだ。でも、その時、その愛が永遠なら、どれだけずっと幸せでいられるのだろうか、と僕は考える。シズコとクミちゃんを通して、僕はそれを考えた。答えが出ない。それは、
ぼきゅは、ばきゅんと、ころした。
からだ。
僕は仕事に行かなくなったまま、布団の中でうずくまっていた。時折、チキンラーメンを食べるも、それ以外は、ほとんど部屋の中でうずくまっていた。妻へのLINEも相変わらず既読にはなっていない。会社の受付の代理の子にも頼んだはずのクミちゃんからの連絡もまったくない。だから、僕は、ある意味、この世から消えていたのだろう。自分が望んだように。仕事も、シズコも、そしてクミちゃんからも。まったく、世の中から、何も音沙汰がなかった。
それでも、冷蔵庫によって電気のメータがくるくると回り続け、僕という存在を意味づけている。そこで、僕は、それも切った。冷蔵庫のコンセントを外した。それからは、電気のメータも回ることなかった。そのことに安堵しながら、僕は布団の中でうずくまっていた。
外に出なければ、僕という存在はどこにもない。これが正解…。
本当に、正解なのだろうか。
本当に正解?
その思いを反芻しつつ、シズコとの思い出を時折、思い出した。そして、クミちゃんとのことも思い出した。一方向に進む時間軸の流れの中で、僕は永遠の解答を求めていた。
あなたがいたから、僕がいるのか。
それとも、僕がいるから、あなたがいるのか。
どちらがタマゴで、どちらがヒヨコだろうか?
くっくどぅーどるどぅ
それから、数日が、いや数か月か、僕にはもはや判別できなかった。チキンラーメンとハイネケンで生かされているこの体と魂。スマホにはその後も連絡はなく、僕は、僕という存在はこの世から抹消されている。それは、僕が望んでいることだった。でも、実は、本当に、僕は、それを、望んでいるのだろうか?
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