タコ型宇宙人の手足制御能力の推定



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題名:タコ型宇宙人の手足制御能力の推定
報告者:トシ

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先のこの記事にて、火星人がなぜタコ型宇宙人として認識されるようになったのかについて探った。ここでは、タコ型宇宙人の手足制御の能力について推定したい。しかしながら、タコ型宇宙人は現在のところ発見されていない。そのため、本報告書の内容はやや非科学的な内容となりうることをお許し願いたい。
 タコ型宇宙人の原型は、地球に求めるとなると、やはり海に住むタコになるであろう。現在、海に住む最も大きなタコは、この記事でも示したように、ミズダコで体長3 m、体重30 kg超となる。海は地上よりも重力の影響が少ないため、比較的大きな体でも耐えうる。ここで、火星の重力を調べると、火星の重力は、地球の40%程であり、地球の重力を1とすると火星の重力は約3分の1となる1)。そのことから、地球の地上に捕獲されたミズダコは、べッたっと地面に這う形となったとしても、火星では半立ち以上の形となることが予想される。すなわち、地球の海よりも動きに関して若干自由が少なくなるものの、火星表面でのミズダコは地球の地上よりも素早く動けることになるに違いない。
 そのタコの動きであるが、タコには手足が8本ある。ちなみに、イカは10本あり、そのうち2本は長さが異なるために、手的な役割があることが一見して理解できる。逆に、タコは8本とも同じような長さであるために、明確な区分がしにくい。しかしながら、文献2)によれば、そのうち2本は足的な役割が多く、残りの6本が手的な役割となるようである。タコの動きに関しての研究は、タマル・フラッシュ博士を中心として、イスラエルで一連の研究がなされている3), 4)。それによると、タコは脳とのつながりが切断された手でも、手の伸展が機械的にまたは電気的に誘発されるだけで、通常動作とほぼ同じ運動学的な特徴を示すことが分かっている。さらに、随意運動のための基本的な運動プログラムが、手自体の神経回路に埋め込まれていることも報告されている。それだけでなく、頭の位置を変えずにどの方向にも手を動かすことが可能であり、頭と体は手の動きとは独立して制御されていることも報告している。このことから、タコの手足には、独自の神経回路による手足の制御機構が含まれていることが明らかである。これをタコ型宇宙人に拡張して考えると、タコ型宇宙人は頭と体の位置に関係なく、手足を自由自在に操れる可能性が考えられるのである。友好的なタコ型宇宙人であればよいが、敵対的なタコ型宇宙人であった場合は、図のような動きでもって簡単に人が捉えられてしまうことを意味する。

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図 A pre-extension movement4)

1) http://spacefinder.info/solar-system/mars/116/ (閲覧2016.11.14)
2) http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/2547597/Octopuses-have-two-legs-and-six-arms.html (閲覧2016.11.14)
3) Sumbre, G., Gutfreund, Y., Fiorito, G., Flash, T., Hochner, B.: Control of octopus arm extension by a peripheral motor program. Science 293:1845-1848. 2001.
4) Levy, G., Flash, T., Hochner, B.: Arm Coordination in Octopus Crawling Involves Unique Motor Control Strategies. Current Biology 25:1195-1200. 2015.

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