地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

祈った。

題名:祈った。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕はりどるとともに電流スピナーで時間を遡っている間、わたしは寝具というガス室の中で、祖父の当時を追体験していた。ガス抜きしたのも関わらず、自らの自家製ガスの噴出が止まらず、どん…

時間を遡っている

題名:時間を遡っている報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 どういう作用なのだか分からないが、電流スピナーに乗っていると時間を遡っているような気がした。りどるは、口笛を吹きながら楽しそうに、電流スピナーを運転し続けていた。 そうい…

ガス室に閉じこもる人生

題名:ガス室に閉じこもる人生報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。「あれっ、すまほがふっかつしたにゃん」「本当だ…」 Qiからの放電が勢いづき、再び遠くにあるCPUのかちかち音もスマホ内部に響き渡るようになった。それによって、海外に飛び…

羽夢(Spring Dream)

題名:羽夢(Spring Dream)報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 確かに、臭い。その臭さが寝具の中でこもりにこもっていた。外気が寒いために寝具には入口も出口もなく、すべてが思いっきり閉ざされ、それは路頭に迷う内部拡散されたガスでも…

確かに、臭い。

題名:確かに、臭い。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 電流スピナーはスマホ内部のデータを輸送する空飛ぶ車のようなものであった。エレクトロンがマイナスからプラスへと転じるそのデータに付加をかけて、01の信号として、中央国家集権で…

電流スピナーに同乗した。

題名:電流スピナーに同乗した。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 「さっ、ちみも、すまほないぶを、ぼうけんするにゃん。このでんりゅうすぴなーにのるにゃん」 りどるは、先に電流スピナー(図)に乗って僕を誘っていた。またもや、りどるが…

ぐーすか寝ている

題名:ぐーすか寝ている報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 押し入れの肥やしとなったわたしのトランペットは、ある日、その押し入れの肥料と適度な湿度とともにいい環境が整い、カビが生え、そこからキノコがにょきにょきと出て、傘を開いた…

押し入れの肥やし

題名:押し入れの肥やし報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 そうして我慢に我慢を重ね、お重となったところで、わたしは唐揚げ in Midnightはあきらめることにした。うな重もふと瞼に浮かんだが、代わりに、Round about Midnightでmidnightの…

唐揚げ in Midnight

題名:唐揚げ in Midnight報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 いや正確には5行という確定的な括りではなかったかもしれない。5行といえども、1行の字数が多ければ多いほど、その5行には5行足る意味がない。だから、たぶん、Twitter的に習えば…

この目玉焼きは

題名:この目玉焼きは報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 精神は退化しても、わたしはリリー・フランキーさんの「スナック ラジオ」をスマホのradikoで聴きつつ、1.3社ぐらいの尺度で精神が高揚していた。「ええなー、この放送。めっちゃ、え…