地底たる謎の研究室

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思春期に残された最後の感受性


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題名:思春期に残された最後の感受性
報告者:ダレナン

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 人の人生では、未来は見ることができる。何もしなくても時間は過ぎ去り、気が付くとそこに自分の未来が存在する。その存在はよい、あるいは、わるいかは、その人の時々の時点での判断に基づく。しかしながら、現在から未来への時間軸において、人生という名の船に乗った自分を含めた生命体は、宇宙の真理に従うがごとく、未来の陸地へと船乗りせざるをえない。それは、自分の意志では変えることはできない、宿命でもある。
 一方、先の記事で人の人生におけるライフスパンを考え、そのライフスパンはフィボナッチ数列に贖うことなく、年齢もその数列に従い、人生の岐路に合致する可能性を示した(その前の記事も参照)。その岐路の最初は、生きる上での通過儀礼でもある思春期に多くの転換点がある。それはこの記事で示したような、エントロピーの正か負への転じがもたらす惰性的なエントロピーの膨張がその時期に相当し、それが大人への道のりへと至る。それがよいか、あるいは、わるいかは別として、この転換期が人の人生にとって重要な機転ともなることも明らかである。
 ただし、である。
 実はこの時期の得た経験やその他もろもろは、その後の人生に大きな影響を及ぼす。その後に、様々な人生的な経験を経ようとも、この思春期に得た経験は、生きる人生において最も深い経験となる。これを単純に図示すると、図のようになろうか。



図 A system with a deep and a shallow attractor state1)

この図において最も深い谷に相当する落ち込みが思春期であると仮定する。その他、様々な落ち込みがあろうとも、ある年齢を過ぎると、これに相当する深い落ち込みは2度と得られない。なぜならば、この記事でに述べたように思春期に得られた感受性はエントロピーの正か負への転じがもたらした最後の感受性である。この時期と同じ感受性は、実は年齢を経て、経験値がアップしようとも、二度と得られない。

1) https://www.researchgate.net/figure/233299030_fig1_Figure-2-A-system-with-a-deep-and-a-shallow-attractor-state-only-little-energy-is (閲覧2017.9.16)

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