地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

キングコングのサイズ比較



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

広告


pocket LINE




題名:キングコングのサイズ比較
報告者:トシ

 映画「キングコング」は1933年のメリアン・C・クーパー氏、アーネスト・B・シェードザック氏の両監督で映画化されて以来、その内容の面白さから、数々のキングコングがリメイク、リボーン映画として産まれている。最も近年のキングコングは、「キングコング: 髑髏島の巨神」になり、こちらはジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督の元で作成され、2017年に上映されている。さらに、この近作の「キングコング: 髑髏島の巨神」は、2016年1月に中国の大連万達グループに買収されたものの、製作会社がレジェンダリー・ピクチャーズという、まさにレジェンダリーな会社であったことから、期待して見た方も多いかと思われる。筆者もその一人である。ちなみに、レジェンダリー・ピクチャーズは「ジェラシック・ワールド」のように、過去の作品に対して敬意を払いながら、パワーアップした作品が目白押しである。そのため、この会社の作品を好ましく思っていた映画ファンもきっと多いに違いない。このレジェンダリー・ピクチャーズに関しては、機会を見て改めて報告したい。
 古典的な1933年の「キングコング」の良さは、未知への探検と、コングそのものの魅力、脚本、そして、コングを含めた特撮になろうか。この特撮にはストップモーションアニメ(静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術、技法のこと)を用いているが、これが、当時ストップモーションアニメ界の大御所であるウィリス・オブライエン氏の手によるものであったことは映画界・特撮界ではつと有名であり、この映画に魅了され、8mmにて短編映画を撮影し、そして、後に偉大な監督となった人物がいる。それが、「ロード・オブ・ザ・リング」を産み出したピーター・ジャクソン監督になる。ちなみに、ピーター・ジャクソン監督も、自身で2005年に「キングコング」をリメイクしている。本人いわく、これをリメイクしたくて映画監督になったのも、有名な話ではある。これらのキングコング以外にも外せないキングコング映画として、ジョン・ギラーミン監督による1976年の「キングコング」がある。ちなみに、こちらの特撮はクレジットされていないものの、当時まだ若手であったリック・ベイカー氏とカルロ・ランバルディ氏であったことも有名である3)。
 このようにして、数多くのキングコングがあるが、実はキングコングのサイズは、各映画で一定ではない。どれもこれもまちまちである。そこで、このコングのサイズに関して調査すると、文献4)にその比較図があったので、ここに示す。かなりコングのサイズが異なることがよく理解できる。これをキングコングの各映画を観る際の一助としていただければと願う。



図 各映画におけるキングコングのサイズ4)






1) https://ja.wikipedia.org/wiki/キングコング_(1933年の映画) (閲覧2018.2.1)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/ピーター・ジャクソン (閲覧2018.2.1)
3) https://ja.wikipedia.org/wiki/キングコング_(1976年の映画) (閲覧2018.2.1)
4) http://popcorngame.fr/wp-content/uploads/2017/03/kong-size.jpg (閲覧2018.2.1)

From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。