題名:その極意を学ばなければ、
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
病院から帰ったその晩、珍しく叔母から電話があった。
叔母さん:「Eiigoちゃん。日本での生活はどうかしら。慣れた?」
「だいぶ慣れたけど、今日、少しだけ入院したんだ」
叔母さん:「あらっ、大丈夫?」
「大丈夫。すぐ退院した。けど、何だか病院内で変な事件があったんだよ」
叔母さん:「どんな?」
「僕の部屋の隣で入院していた人が、首筋を噛まれてなくなったみたいなんだ…」
叔母さん:「…」
その後、叔母さんはこういった。
叔母さん:「Eiigoちゃん。すぐに、イギリスに帰ってきなさい」
「でも、日本のラーメンの店で今、修行しているんだ。これが面白いから…」
「帰ってきなさい。それとは関係なく、今すぐ、イギリスに帰ってきなさい(怒)」
電話越しの叔母さんの様子は、異常だった。でも、僕にはおやっさんのラーメン修行を、その極意を学ばなければ、イギリスに帰ることなどできない。
図1)
「帰れない…。だって、(図)だから」
叔母さん:「Eiigoちゃん…。」
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