地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

重い重りに細い糸がついていて、それが無慈悲に揺れると重りは必ず落下する。



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題名:重い重りに細い糸がついていて、それが無慈悲に揺れると重りは必ず落下する。
報告者:ゴンベ

 人の精神は他人からの影響を受けて形成される。それは人が他人を意識するようになった年齢から始まり、一生続く。その影響は、あらゆるテクノロジーがもたらす要素をもってしても、人は人からの影響が人格形成における最大の影響となり、これを避けることができない。ひとえに人に生まれた宿命でもある。「ヒトはヒトにしか興味がない」(この記事も参照)ことも、その背景として生物学的な根拠もあるに違いない。ヒトの進化の上では、他の人からの協力なしには種の繁栄がなし得なかったのもその一理であろう(この記事も参照)。そのため、普通であれば、自身の太い糸(精神)に多少の重さの重り(影響)が負荷されようとも、その糸は切れることがなく、重りは落下しない。糸とともに重りが同期し、見事な放物線を描く。しかしながら、自身の細い糸(精神)に重い重り(影響)が負荷されると、さらにその振幅が容赦なく(無慈悲に)揺れることで、重りは必ず落下する。他人からの影響(重り)が自身の精神(糸)を断ち切る(崩壊する)。それは、突然に起こる。
 ここで、一曲の曲を紹介したい。inc. 最近では、inc. no worldと名をチェンジしたアーチストであるが、そのアーチストによるアルバムNo Worldの中のcarefulという曲がその様子を示してくれる。曲・歌詞ともシンプルであり、人によってその解釈の仕方も様々であろう。事実、MVのコメントでも「what is the meaning behind the lyrics」とあり、歌詞の解釈が難しいことが分かる。しかしながら、筆者にとっては、下の歌詞の一部2)から、上記の崩壊への何かを暗示しているように感じる。崩壊も結局は全て自身に帰属する。

I hear it fall
Let it fall to the ground
Until it all comes down
Until it all comes down

From the start of the sin   sin:罪
To the fight until the end   fight:戦い
And right through it
To the one that holds a thread  thread:糸

Part of me wants to be careful   part of me:自身の一部
But all of me wants be there for it   all of me:自身の全て
Part of me wants to be careful
But all of me wants be there

とある方がこの歌詞の解釈に対して、以下のように述べている。「痛みから身を守るために慎重にしなければならないが、脆弱でなければ全てを体験することができない」2)。その通りかもしれない。いい曲である。

1) https://youtu.be/zd2E9QCF7wc (閲覧2017.2.17)
2) https://genius.com/11341611(閲覧2017.2.17)

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