地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

This place is a shelterか…。

題名:This place is a shelterか…。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 なんにもときめかない。何も翻弄もされない。相合傘で、二人で手を繋ぎながらも、なんともなくなった。少なくとも僕の方は…。でも、晴美さんはどうなのだろう。晴美さん…

こころの中で、つぶやいた

題名:こころの中で、つぶやいた報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 「晴美さん。鳴り石の浜に着いたよ。随分と雨降ってるけど、いいの?」晴美:「うん。別に、いい。でも、カツオくんもいっしょに浜まで来てくれるかな?」 雨模様なのに、車…

鳴り石の浜の魅力

題名:鳴り石の浜の魅力報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 しばらく国道9号線を走っていると、軽トラのフロントガラスにぽつぽつと雨粒が落ち始めた。間欠ワイパーをつけると、かちゃん…かちゃん…と一定の間隔で、雨をぬぐう。空の景色も、だ…

舟唄 by 八代亜紀

題名:舟唄 by 八代亜紀報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 JUJUの「やさしさで溢れるように」の後も、FMからは相変わらずいろんな曲が流れてくる(この物語)。そのどれもが僕はあまり知らなかった。なんとなく聞いたことはあるものの、流行に…

あなたをつつむすべ~てが~

題名:あなたをつつむすべ~てが~報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 軽トラといえども、伯父のこの軽トラは快調に走った。もしかして外観だけでなく、エンジンかどこかもチューンナップされているのかもしれない。船の整備にかけては、ぴか…

毛束感なグレージュ/インナーカラーでmidium

題名:毛束感なグレージュ/インナーカラーでmidium報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。(読者さまC:おっ、なかなか、ここまでええ感じにきとるやないか。たしょう、三文臭もただようけんど、三文ならええかってな感じになってきたな)(読者さ…

はっしーん

題名:はっしーん報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 晴美さんが軽トラに乗り込んだ時、僕は、相当にどきどきした。それは晴美さんへの恋心というよりも、晴美さんからの香りに、どぎまぎすることがすでに知っているからだ。その香りをかぐと…

”愛してる”。これだけは、間違いなかった。

題名:”愛してる”。これだけは、間違いなかった。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 琉花の不安そうな原因が分かった。そういうことだったのか(この物語)。あの時、酩酊してしまい、琉花にはわるいことをしてしまった。もし、僕が晴美さんに…

参考までに

題名:参考までに報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 気がつくと朝になっていた。僕の隣には琉花がすーすーと寝息を立てていた。寝顔を見ていると、しばらくして、「あっ、カツオくん。起きてたの。おはよ」とささやいた。「朝、早いんだね」…

唯川恵さんの言葉を借りて

題名:唯川恵さんの言葉を借りて報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 琉花のアパートの中は、すっきりとしていた。余分な装飾されたものは何一つなく、かといって、必要最低限のものはちゃんと備わっていた。それはまるで、琉花自身の性格を表…