地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

どら焼きといえば、ドラえもん。それでは、どらまきといえば



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

広告


pocket LINE




題名:どら焼きといえば、ドラえもん。それでは、どらまきといえば
報告者:トシ

 表題にそのものずばり書いてあるように、どら焼きといえば、ドラえもんが浮かびやすい。それほど、ドラえもん = どら焼きのイメージが強い。
 この記事にもあるように、ドラえもんは、藤子・F・不二雄、すなわち、漫画家の藤本弘氏が創造したキャラクターであり、その漫画で登場するのび太に関しては、「子どものころ、僕は”のび太”でした。」、「のび太の弱虫な性格は、小学校時代の僕そのままなんですよ。」と文献1)にもあるように、漫画「ドラえもん」と作者の藤本弘氏は切り離すことができない。そのため、ドラえもんは藤本弘氏の人生でも大きな比重を占めているのは、ここで改めていうまでもない(この記事)。
 ドラえもんがどら焼きを好きになったきっけかけには、文献2)にあるように、藤子・F・不二雄が描いたドラえもん漫画作品の中に、どら焼きを好きになるエピソードはないとされ、オリジナルアニメーション作品の「2112年ドラえもん誕生」という映画短編の中で、「ノラミャーコという女性ネコ型ロボットからどら焼きを渡され、食べたところおいしくて感動した。」というエピソードに基づく。そのため、漫画「ドラえもん」にてドラえもんの第一話である「未来の国からはるばると」をアニメ化する際に、ドラえもんがのび太の部屋にあった「お餅」食べておいしいと感激するシーンを、どら焼きに変更していることが分かっている2)。その事実の一方で、ドラえもんの”どら”と、どら焼きの”どら”がマッチしていることから、どら焼きの方が言葉的な発想イメージもあり、藤本弘氏にとってもやはりどら焼きの方が納得しやすかったのかもしれない。ここから、ドラえもん = どら焼きのイメージがはじまる。
 このようなイメージを持つどら焼きであるが、普通にどら焼きをイメージすると、パンケーキ用に焼いた丸い生地の上下の中にあんこを挟んで完成となる。ただし、この生地をさらに丸めると、どらまきとなる。どらまきを図に示す。これは、粒あんとクリームが1度に楽しめるセブンイレブンのつぶあん&ホイップのどらまきであるが、意外と、どら焼きに比べて、どらまきはマイナーな存在である。ただし、これがどら焼きと比べて、丸まった分食べやすく、しかも、丸まった分、味覚も丸まって状態で味わえるため、とてもおいしいことに気付く。そこで改めてどらまきなるものを調べると、北海道の遠軽町に「どらまき焼」を掲げて販売している店があることが分かった4)。しかしながら、その他の地域ではほとんど見かけることのないのが「どらまき焼」のようであり、発祥地も意外と分からなくなっているようである4)。この状況に目を付けたのかは分からないが、セブンイレブンのどらまきの開発者も、もしかして北海道の方なのかもしれない。



図 どらまき3)

1) ドラえもんルーム(編): 藤子・F・不二雄の発想術. 小学館. 2014.
2) https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14130260574 (閲覧2018.6.22)
3) http://picbear.online/tag/どらまき (閲覧2018.6.22)
4) https://pucchi.net/hokkaido/foods/doramakiyaki.php (閲覧2018.6.22)

From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。