題名:おもいでっちゅうもんは、でんわせずともでりばりー
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
やんばるくいなってなんや、そこでやんばるくいなのせいたいっちゅもんをかんげーてみた。いやん、でもがんばる、くいしばる、こうかいしたないなじぶん、いやーこうかいあるかもしれへん、でも、くいなってわけやでー、それじゃー、こうかいあったらあかんがな。そうやな。それで、やんばるくいなのせいたいは、いやー、でもがんばる、くいしばって、なんとか。こうかいはありゃしまへん。そう、おもえるのだろうか。おもえるのだろうか。
おっちゃんせいからのじゅうりょくにさからって、わーぷしたものの、これで、ほんとうによかったのであろうか。あいたかった、あのひととの、おうせもままならず、ほんとうにこれでよかったのであろうか。おっちゃんせいのしねんは、そうして、いまもかれいしゅうとともに、ただよっていった。
じぶん、そんなことで、えーのんか。もーちょっと、しょうじきにならんと、あかんで。だからな、いつまでたっても、あおにさい、ちゅうわれるんや。おっちゃんせいは、たしかにおっちゃんせいのしねんからでけとる、かもしれへん。でもな、かんちがいせんどいてーな。ぼくちゃんに、こうかいのない、うちゅうこうかいをしてほしくないからなんや。それが、おっちゃんのねがいやで。かれいしゅうただようねがいや。わかるか。このかおり、このにおい。これがこうかいや。ただおうやろ。ただおうやろ。
わーぷしながら、おもいだした。そうげんから、うみから、あのただおうにおいが、そのにおいがかきけされるかのように、ただおうにおい。それがわすかでも、ぼくちゃんにとっては、おおきなるにおい。そのことが、はなについた。これは、かれいしゅうではなく、まちがいなく、あのひとからのかおりだった。
「いっしょにいたい。ずーっと、いっしょにいたい。このひとと、ずーっと、ずっーと。えーえんに」
ず ずっーと1)
きがつくと、わーぷしたさきは、またもやおっちゃんせいだった。ぼくちゃんは、わーぷしたとおもいきや、おっちゃんせいのしねんによって、またもひきかえされてしまったかのようだった。けっきょく、
おっちゃんせいのしねんとはなんだろうか?
ええもんやで。おもいでっちゅうもんは。けっきょく、のがれられんのや。そのおもいでっちゅうもんに。ちゅもんしていない、そうおもいきや、きがつくとでりばりー。
そうや、おもいでっちゅうもんは、でんわせずともでりばりーちゅうこっちゃ。そのおじわいあじわいが、ふかければ、ふかいほどな。やたら、でりばりーされるんや。
1) https://www.pinterest.jp/pin/289848926016016498/ (閲覧2020.5.30)
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