題名:Space思想した。Space思想?
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
それから何度となくジェニファーと体を重ねた。体を重ねれば重ねるほど何かが侵食され、そしてそれに僕は喜びを感じていた。侵食されてできたリアス式海岸のように、何かが(海岸では地形だが…)侵食されるが、両対岸では片方と片方が対になるように侵食されているかのようで、それは重ね合わせるとまるでパズルの隣り合うピースのようにピタリと当てはまった。
そうだ。
それが僕とジェニファーとの関係だった…としたら、本当は僕たちは離れるべきではなかったとも思う。離れなければインター・アドベンチャーはもっと大きな企業になっていたかもしれない。
でも、本当のことは分からない。
あの時、僕は、ジェニファーばかりに頼るべきではないと思い始めていた。
今の結果はどうであれ。
でも、それとは別に僕はいつもジェニファーを求めていた。
そうSpace思想した。Space思想?
Space思想で妻妙子の命令で出向いたコンビニも、今の私にはふさわしい次元だったのも事実だろう。宇宙のはてなる空間で、その中でピタリと合う思想次元があるとすれば、かつてのジェニファーは、そして妻妙子は、ともにピタリと次元が一致していた。
それは宇宙における11次元の一部の次元?
大介?
石川五ェ門?
ルパン三世?
本当にピタリと一致なのか?
違ったかも?
そうかもね。そうして、かもねかもねそーうかもねって歌あったな。誰だったろうか。
もう、しらねー。
もう、しらねー。
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