地底たる謎の研究室

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世界一巨大なエビを探せ



「宇宙コロニー( Off-world colonies )での新しい生活が貴方を待っています。チャンスと冒険に満ちた黄金の土地に、再び巡ってきた好運。」 “A new life awaits you in the Off-world colonies. The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure.”

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題名:世界一巨大なエビを探せ
報告者:トシ

 本記事は、この記事の続きです。

 この記事で今現在で最も大きなタコはミズダコであることが判明した。しかしながら、世界最大といえどもその大きさは体長3m、体重30kgであり、世界最大のイカであるダイオウイカのそれに比べてかなり小さいことが分かる。ダイオウイカの最大級は、体長にして18mを超えると言われている(この記事)。
 これらタコ、イカとくると、続いて興味がでる対象生物といえば、やはりエビになるかもしれない。そこで、ここでは、世界一巨大なエビを調べるべく、その結果を示したい。
 タコやイカに比べて、巨大なエビが船を襲うなどの場面は「海底二万マイル」など、むかしからの海洋ものの映画ではほとんど見られない。しかしながら、タコ的な生物をエイリアンとして扱う映画は古くから存在する。最も、現在では、エビもエイリアンとして扱われることがしばしば認められる。例えば、ニール・ブロムカンプ監督の長編映画第一作である「第9地区」にはエビに似たエイリアンが登場する。ただし、それは、はたして地球上のエビと同等のものなのかは不明であり、この記事で世界一巨大なエビと認定してもよいものなのかは明らかに疑問となる。映画から推定すると、そのエイリアンの体長は、成体で2mほどであろうか。体重に関しては不明である。
 一方、「第9地区」ではエイリアンであったエビであるが、本物の巨大なエビが活躍する映画もあり、例えば、映画「えびボクサー」などは、それに当たるであろう。「えびボクサー」に登場するエビは、Mr.Cと呼ばれ1)、その正体はマンティス・シュリンプなるエビ(正確には、シャコである3))である。カリブ海に生息する大きなハサミを持つエビで、獲物をパンチして気絶させる習性を利用して、人間対エビのボクシング試合を開催し、金を儲ける、そのような筋の映画である2)。内容からして...っぽいが、その通りである。ただし、愛されるべくB級映画ではなく、C級映画との意見4)もあるために、残念な映画の一本かもしれない。あまりの...に、観た人にとっては開いた口がふさがらない一本かもしれない(筆者はこの手の一本に弱い)。
 そのMr.Cを図に示す。これからも推定できるが、自然の驚異か遺伝子異常なのか、体長2m10cmとの巨体とされ2)、如何にも巨大なエビであること分かる。ただし、である。これも映画のエビであり、本物ではない。本物のエビで世界一の巨体を探すと、1977年にギネスで認定されているロブスターが20kgであったとされる5)。ただし、体長については記載がないために5)、こちらについては残念ながら不明であった。



図 えびボクサー2)

1) http://www.albatros-film.com/movie/ebi/product_f.html (閲覧2017.6.30)
2) http://www.albatros-film.com/movie/ebi/product_f.html (閲覧2017.6.30)
3) http://btg.fc2web.com/okurairi/ebi.html (閲覧2017.6.30)
4) http://www.oretachi.jp/shiba/zaki04/shibazaki_152.htm (閲覧2017.6.30)
5) http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/102000396/ (閲覧2017.6.30)

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